グーグルのマインドフルネス革命―グーグル社員5万人の「10人に1人」が実践する最先端のプラクティス(付録:マインドフルネス実践ガイドCD)
- サンガ (2015年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865640175
作品紹介・あらすじ
グーグルやインテルなど、欧米の有名企業が能力向上のトレーニングとして取り入れている「マインドフルネス」。「評価や価値判断にとらわれることなく、今の瞬間に意識を向ける」というこの実践は、ストレスの軽減、脳の活性化、チームワークや生産性の向上、創造性の発揮など、様々な効果が注目されている。本書では、グーグルにおけるマインドフルネスプロジェクトの中心人物、ビル・ドウェイン氏へのインタビューとともに、マインドフルネスの魅力とその実践方法を紹介する。
感想・レビュー・書評
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図書館で読んだ。
とっても分かりやすかった。
googleには、5万人の社員がいて、そのうちの「10人に1人」がマインドフルネスを実践してる。
驚くべきことに、マインドフルネスの導入というのは、アメリカでの出来事だと思っていたんだけど、もうすでに、日本の病院でも広く取り入れられているんだよね。
すぐ近くにある病院の精神科医も、つい最近、マインドフルネスの講演を行っていたし。
身近にいる精神科の患者さんたちも、マインドフルネスを実践している人が多いので、びっくりした。
Headspaceのアプリは図書館のwifiで、早速ダウンロードしてみた。
まだ使ってないけど。
マインドフルネスの取り組みを続ければ・・・
・ストレスが軽減される
・仕事の生産性が上がる
・感情のコントロールができるようになる
・感情的な判断ミスをしなくなる
・思いやりの気持ちが育ち、チームワークが向上
・アイデアが湧く脳になり、創造力が高まる
などの効果が、誰にでも現れるそうなんだけど・・・・
オレ的には、すでに、いくつかのマインドフルネスのアプリを入れて、やってみてはいるんだけど・・・。
ベッドに横たわって、全身をスキャンするイメージのマインドフルネスとか。
キャンドルのライトを眺めながらするマインドフルネスとか。
呼吸を意識する方法や、歩行を意識する方法など。
でも、一度も、うまくできてないんだよね。
以前にも、マインドフルネスの本やCDやDVDを借りて、やってみたけど、効果は、まるで、出てない。
アンディーの話は良かった。
もともとチベット僧で、モスクワで、瞑想法を教えていたんだけど
「ボクも瞑想したいんだけど、そういう格好をしなきゃダメなの?」
って尋ねられて
チベット僧を止めて、衣を脱ぎ捨てて、瞑想を世界に広める道を選んだ。
コレって、すごく大事なことだと思うんだよね。
宗教の形式的な側面、儀式的な側面を、脱ぎ捨てて
内容的に良い部分、実用的な部分をピックアップして、現代の生活様式に会った形で、実践していくということ。
ブッダがどういう衣をまとっていたか、ということが重要なのではなく
彼が実践していた瞑想法が、時代を問わず、国籍を問わず、誰にとっても、実用的で、役立つものである、という事実が重要なんだよ。
マインドフルネスの実践によって、仏教が、非宗教化されてゆくのは、とても良いことだ。
なぜなら、ブッダが目指したものは、もともと「信仰」や「宗教」ではなかったし、人々が苦しみや悩みを克服してゆくための、実践的な取り組みだったワケだから。
アメリカ仏教っていうのは、1960年代、主に、ビートニクスやヒッピーたちを通して、最初に鈴木大拙の「禅」が人気になり、その後、1980年代には、チベット仏教の神秘的な側面が、ダライ・ラマの人気によって、ウケるようになり、さらには、ティック・ナット・ハン師の活動を通してテーラワーダ仏教の実用的な瞑想法が輸入されるようになり、現在では、それらが融合されて受け入れられてる。
仏教が「東洋の神秘的な宗教」などではなく、無国籍の、実用的なエクササイズになってゆくことは、とても良いことだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブログに詳しく書いたので、こちらもご参照ください。
↓
http://sommelierofbooks.com/study_training_history/mindfullnessofgoogle/
グーグル社員の10人に1人が
実施しているという
『マインドフルネス瞑想』。
私も最近、瞑想をやり始めましたが
それだけ効果があるから
強制ではなく、自主的に行う人が
続出しているんですね。
この本では、実際にどうすれば良いか、
やり方を具体的に書いてくれているので、
初めて瞑想に触れる人にも
おすすめできる1冊です。 -
書き方がアメリカンだから回りくどいなと思ってしまった。
マインドフルネスの組織やリソース、瞑想のやり方など参考になった。 -
翻訳じゃ無いんだ!
せっかくのGoogleという錦の旗を振るならば、もう少しキャッチーにしてもよかったんじゃないかな。帯に香山リカ使うんだしさ。
CDもプロのアナウンサーとか読み手使おうよ。
コンセプトとしては、マインドフルネス初心者向けなのだろうけれども、幅広に書こうとして逆に焦点がずれた感じがある。もう少し Googleに的を絞るか、マインドフルネス実践に絞るかしないと「え? いまどっちの話してるの?」となる。
全体的に焦点がぼやけてる。
ヘッドスペースの宣伝でいいんじゃ無いのってなる。
個人的には、マインドフルネスはツールではあるけれども、主たる書き手が思想を持って伝えたい思いを示したほうが、初心者には受け入れ やすいんじゃないかなぁと。
Googleだし、素材は一流なんだろうけど、マインドフルネス便乗ビジネス的な、構成、文章、CDと全ての微妙な手抜きが気になる一 冊でした。
初心者がこれを手に取らないことを願うばかりです。
で、宗教色を廃したマインドフルネスがなんで仏教よりと思ったら出版元が仏教系なのか! タイトルにだまされた。 -
頭の中の何のカテゴリーにもあてはまらない内容なので、読んでるだけで頭が無になれていい(笑)
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心と体を統合することによって、自分自身を観察し、恐怖といった不必要なとらわれを取り払い、人生で必要だと思うもののためのスペースを作る技術。
脅威に対する神経質さが、思考を鈍らせて創造力を抑制するのは、経験からもよくわかる。 -
マインドフルネスについていろいろ書いてあるが、内容は薄い。たまにこういう本を読んで、マインドフルネスを続ける意義を感じる程度には役立つか。
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瞑想について極めて中立的な立場から、マインドフルネスの定義や効果などがわかりやすく説明されていた。導入としては最適な本の1つだと思う。
宗教色を排除し科学的な裏付けをとることにより、広く一般に薦め得るものとなっている点において、マインドフルネスは瞑想とは大きく異なる。
付属のCDでマインドフルネスを実践してみたところ、呼吸や体の感覚にフォーカスするのが良い感じだったので、早速マインドフルネスのアプリをダウンロードして続けてみることにした。
SIYに関する書籍も出ているようなので、こちらもチェックしたい。 -
インタビューの内容及びその解説が中心だったが、類似する本と似たような内容が多く目新しい学びはなかった。