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- Amazon.co.jp ・本 (85ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865650808
作品紹介・あらすじ
よみがえる法然の巨大な思想!
誤読されつづけてきた「法然の思想」を根本から見直し、
「後期法然」の革命的言説を明らかにする画期的シリーズ。年4回刊行
▼親鸞の「歎異抄」に肩をならべる「法然語録」の現代語訳を掲載。法然の思想的名言を毎回紹介すると同時にその現代的意味を読み解く。
▼法然の伝記全48巻を毎回現代語訳。
▼語録・伝記は英訳も掲載。
▼仏教界に偏らない執筆陣、連載も充実。
★わが国の思想・宗教の山脈を一望しても、二千有余年の仏教の大海に沈潜しても、法然の思想こそが、その「最高峰」を形成し「最深底」を貫いている。中世の鎌倉時代に、法然は革命的言説「念仏を申せば助かる」という、易行の専修念仏を提唱した。しかしながら法然の教義は誤読の波にさらされて、その本質が見失われてしまった。その理由と要因は、法然の足跡に隠された、思想の決定的「転換点」を見落としたことに、起因していると言わねばならない。(中略)この思想的転換点以降を「後期法然」と名づけ、…この「後期法然」の言説こそが、法然の革命的な「専修念仏」の、まさに〈思想の精髄〉と言ってよい。「法然思想」がさらされ続けた、これまでの誤読を払拭すると共に、「後期法然」の革命的言説を選び出し、読み解くことを主眼として、『法然思想』の創刊を発起する……創刊の言葉より