「内発的発展」とは何か 〔新しい学問に向けて〕 〈新版〉

  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865781342

作品紹介・あらすじ

詩学と科学の統合を訴えた名著、待望の復刊!
「詩学(ポエティカ)のない学問はつまらない」(鶴見和子)
「日本の学問は美学・詩学が総合されたものになる」(川勝平太)
国際的社会学者・鶴見和子とその「内発的発展論」の核心を看破した歴史学者・川勝平太との、最初で最後の渾身の対話。川勝平太による充実した「新版序」を付し、待望の新版刊行。

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  • 創造とは、自己のうちにある可能性が発現すること。潜在している生命の力、自己の可能性が自覚され、それが顕在化していくところに真の創造のいとなみがある

    潜在しているものが創発する契機は、自然、人、物、思想など何者か外部との出会いである。開かれていなければ、出会いの刺激はなく、可能性は隠れたまま潜在してしまい、創造につながらない

    外部との出会いがきっかけになり、刺激となり、外的要素と自己との緊張関係を通して、うちにある可能性が創発する

    方法としての類推。類推も社会科学の方法論。

    自然科学から自然学へ

    生物を生きている脈絡で見て、研究する。生物をつまみ出して、実験室にもってきて顕微鏡でみるのでない

    自然科学はやめるが学問はやめない。自分がその中のはいって自然を学ぶ

    パトスのないロゴスはだめ

    学問と詩学、詩学のない学問はつまらない。

    歌はひらめき。学というのはひらめきがない

    一人の人間を取り囲む世界は関係性のなかにあり、その関係性それ自体が動いています


    欧米の学問を拒否することではない。

    極限状況だからこそ出てくる。あの不思議さは今考えても全然わからない

    何を読んでも自分の体験に照らしあうせて納得するようになった。借り物の言葉で書いてある本は駄目

    自分の言葉で語るのは、京都学派の特徴

    受け売りをしていたら、だめ

    いつでもこれが最後だと。

    死なり極限状況を意識して出来る能力

    そう点
    出会いの場所、そこは泊まるのではなく、そこから出会って、また流れ出していく。流れ出すときは、出会った相手との交流、格闘により、そのものの方向性が変わってくる。そこで新しいものになって出ていく。そういうところ

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