- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865811711
作品紹介・あらすじ
誰でも人間らしい平穏死を迎えることができる!
病院で無理な延命をするのではなく、老衰の果ての自然にまかせた苦しみのない「平穏死」が、人生の最期にふさわしいと、著者が2010年に提唱。以来、平穏死は、本人はもちろん、介護にあたる家族にとっても、終末期のあり方の重要なテーマになっている。本書は、それを実践し、発信している芦花ホームが、いかにして平穏死を受け入れ、家族ともども人生の終盤を実りあるものにしているかを描いている。
さらに、死を先延ばしし、治すこと中心の終末期医療のあり方についても言及。その著書『「平穏死」のすすめ』はベストセラーに。2015年には芦花ホームを取材したNHKスペシャル「老衰死 穏やかな最期を迎えるには」が大きな反響を呼ぶ。
感想・レビュー・書評
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安らかに大往生するために!なぜ自然な老衰死ができないのか。延命治療は必要なのか。介護する家族も一緒に考えたい「平穏死」という生き方!
『「平穏死」のすすめ』に衝撃を受けて以来、著者の本はすべて読んできて、この本で初めて、著者の迫力ある言葉は、こんな波瀾のドラマから生まれたのだと知った。過去に読んだ言葉も皆、腑に落ちていく。語り口は静かだが、その熱量は半端ない。
今、あらためて思うのは、オドオドしない、覚悟を決めた、自分の死、親の死だ。年を取れば脆くなる。それが老化なのに、今の医療は、老いに適当な病名をつけて治療する。
治療してもらえば、すっかり元気に戻してもらえる、そんな期待を抱いてきた。しかし、「それは幻想」と指摘する。
「ゆっくり下ってもらうのが、我々の使命」と、特養に常勤する医師である著者は言う。「そうか、自然に枯れるように逝けば、苦痛もなく穏やかに死ぬことができるのだ‼️」かつて日本にあった、日常の中で迎える死は、怖れるに足らない。
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これも父が亡くなった後に読みました。この前に読んだ『老衰死』に登場する石飛医師が書かれた本です。
こんなお医者さんが特養にいてくださったら、父を全く違う形でみおくることができたと思います。もしかしたら、もう少し長生きできたのではないかとさえ思います。入院させてしまったことが悔やまれてなりません。 -
胃ろうは食堂狭窄のために始まった。
諸外国で認知症の人に胃ろうするケースはない。
下顎呼吸は苦しくない。