浄化系彼氏(オメガバース プロジェクト コミックス) (ザ オメガバース プロジェクト コミックス)

著者 : さとまるまみ

• ふゅーじょんぷろだくと (2016年5月24日発売)

感想・レビュー・書評

[けーたんさんの感想 · 2016年10月12日]

βの彼氏に二股かけられ捨てられたΩの万代はβの長岡に拾われる。自分のために必死に尽くしてくれる長岡を利用してやろうと思っていた万代だが良心の呵責に堪えられず別れを決意するが－さとまる先生の描くふんわり眼鏡攻めは何とも言えず素敵です。後半にもう１つ話が。万代を捨てたβの紫竹は本命のβの他に性生活充実の目的でΩを囲うクズなライフスタイルを送っていた。新しい愛人Ωは可愛く尽くす渚。紫竹のクズな行動はαの弟への劣等感から来るものであったがそれがたたって仕事も本命も渚も失うことに。ヨレヨレで街をさ迷う紫竹の前に再び現れた渚は紫竹を優しく包む。この２番目のお話がものすごく良かった｡紫竹が渚に暴力を振るうシーンは、渚が小柄なので結構辛かったけどその分後の紫竹が渚に優しくされてシュンとなってるシーンがキュンと来た。オメガバースは設定自体が重いけどさとまる先生の絵でどことなくほのぼのなのが好き。