かしこまりました、デスティニー~Answer~下 (オメガバース プロジェクト コミックス)

著者 :
  • ふゅーじょんぷろだくと
4.35
  • (65)
  • (30)
  • (16)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 704
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784865893557

感想・レビュー・書評

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  • 「かしデス」シリーズ最終巻。
    西園寺夫夫の執事二人のお話。
    ・α×βのCP
    ・主人公二人それぞれに辛い過去がある。特に宮内(β)は過酷な幼少期の影響で自分の幸せを考える事ができない。
    ・次郎の従兄弟である聖(ひじり)が登場。マッドサイエンティストかつ久藤への歪んだ愛情の持ち主
    ・聖の手により、人工的に造られた久藤の運命の番・ハジメ(Ω)が登場。久藤と宮内の仲を割こうとする
    ・実は幼少期に天涯孤独となった宮内に、生きる術を与え葵の実家に就職させたのは久藤の父だった
    ・実は宮内と次郎は血の繋がりのある兄弟だった
    ・実は久藤の両親も夫夫だった(これが一番びっくり)

    3冊分の内容まとめて書こうとしたらてんこ盛り過ぎて箇条書きに。
    「かしデス・下巻」の終わり時点では大分いい感じになっていた二人なのに、「Answer ・上巻」で急に宮内が態度を硬化。何でえー!!(/´△`\)と思ったけど、そうか、久藤が子供好きなのを知って、『妊娠は難しい』と医師に言われた自分では、久藤を幸せにできないと思ったんだね。
    でもいろいろあって、最後には宮内自身が幸せになることが久藤の願いであり、久藤の幸せなんだと気付き、造られた運命から久藤を奪い返し、自分の意思で幸せを掴みに行った宮内。TOP OF THE 尊み 。
    ありがとうございますいただきます(拝)

  • 徐々に面白くなった。

    宮内には幸せになって欲しい

  • かしこまりました、デスティニー本編上下とAnswer上下計4冊一気読みをして…
    はい神本でした。

    とりあえず本編上は運命の2人の話で、主人2人の話。
    才能のなさや次期当主へのプレッシャーを感じるα・次郎×次郎を思う一途さと強かなΩ・葵。
    恋心は本物か、魂の番としての本能なのか、両思いなのに自分のこころが信じられず魂の番としての苦しみが見える話。定番やけど、キャラクターが魅力的でさらっと読めました。

    本編下〜Answer上下は執事同士の話で、α×βのcpを初めて読んだけどいつ現れるか分からない魂の番に怯えて素直に恋心を認められない宮内も真っ直ぐに思う久遠もきゅんきゅんでした。
    2人は魂の番よりも自分の恋心の方が強いと思いつつ、魂の番ということがきっかけで結ばれたお互いの主人を否定することも出来ず葛藤の中どんどん久遠を好きになる宮内がもうグッきすぎて切な過ぎてもはや罪(笑)
    そんでもって大切な人の幸せを願うシーンでは大切な人の回想が葵から久遠が登場したときにはもう…ね。

    久遠も本編上巻でα以外を毛嫌いしている理由となった過去編も書かれており久遠は久遠でαとしての苦しみを味わって、それでもαの自分を誇れるよう強くなって…はあイケメン過ぎてつらい。

    Answer編ではふたりの恐れていた久遠の魂の番が登場して、それでも本能を超えた理性というか、感情というかお互いを信じることができて良かったな…と。
    あとあんな可愛い系だったハジメが次の登場シーンでは超絶イケメンかつスタイリッシュなイケメンになっててもう惚れました。

    様々な登場人物が絡み合った関係も自分好みでしたし、宮内の名前が一郎で次郎の異父兄弟と分かったときには上手いなあ〜って本当に。
    ほんとに心情が細かに描かれてつつ、読者を導くような話の進め方が本当に素晴らしいし、相対的な2組を描いてひとつの話で2度美味しくいただくことができました〜

    繋がる表紙も良いし、装丁も凝ってて内容も良くて、本当に神本、永久保存版です! 

  • (すんません本編の上巻読んでないんですが)本編の下巻からずっと宮内のターン!
    執事同士、α×β。Answer、案の定とてもよかった…!柵、トラウマ、葛藤。本能に抗う恋。個人的にこれぞオメガバの醍醐味!って思います。宮内のデレが最高でした。オメガバ作品で一番好きです。

  • かなり長く積んでた本。
    オメガバースものではトップに位置する本ですね。

  • 運命に抗う恋・・・!運命の相手は本能ではなくて(まぁ作られた番だったけど)自分たちで決める物だよねー!周りに背中を押されてやっと自分が幸せになる事を許せて、そしてそんな二人に奇跡が・・という事で本当に幸せいっぱいでとても良かった。末長く幸せに暮らして欲しい。

  • ▼あらすじ
    高い知性と端麗な容姿で西園寺(さいおんじ)家の執事を務める宮内(みやうち)。
    彼は壮絶な過去により、自身の幸せを考えることが出来なくなっていた。
    俺は何も要らないから大切な人はどうか幸せになってほしい久藤(くどう)の幸せを想い身を引いた宮内だが、そう願えば願うほど久藤は苦しんでゆく。
    しかしそんな宮内を動かしたのは、全ての秘密を握る南雲(なぐも)ーー。
    他者の幸せを望むことで目を背けていた自らの問題。
    それにようやく向き合えた宮内。
    "運命"を賭けた大一番に打ち勝つべく、ついに宮内が走り出す。
    それぞれの思惑が交錯する感動のフィナーレを見逃すな!

    ***

    ★4.8
    上巻を読んで直ぐに下巻を読みましたが、後半にかけての展開のアツいことアツいこと…。
    ハジメが発情期誘発剤を使って宮内にヒートを起こさせ、無理やり番になろうとするシーンはきっと誰もがヒヤヒヤしたはず…。(勿論、未遂に終わってます)

    全ての問題が片付いた後の宮内と久藤の結婚式のくだりは読んでいて自然と笑顔になってしまうほど幸せに満ち溢れていて素晴らしいものでしたが、それ以上にグッと来たシーンはラストの、「いざとなったら俺が産むから」という久藤の男気溢れる台詞です。
    オメガバースプロジェクトはΩだけでなく全ての人間が妊娠可能という設定をすっかり忘れていたので初見は吃驚したのですが、この台詞一つで宮内に対する久藤の愛の深さや覚悟がどれ程のものか理解出来て、久藤っていい男だなぁと改めて思いました。

    最終的に宮内は無事、久藤の子供を授かる事が出来たのですが、描き下ろしの後日談がもう幸せ過ぎて読んでる間中、頬が緩みっぱなしでした(笑)
    念願のパパになれて心底嬉しそうな久藤と、息子を溺愛する久藤にヤキモチをやく宮内が愛らしく、末長くお幸せに!って感じのラストで、オメガバースプロジェクトがΩだけでなく全ての人間が妊娠可能な世界観で本当に良かったなあとしみじみ思いました。

    あと、健気受けっぽい印象だったハジメがまさかたった3年であそこまでイケメンに成長するとは思ってなかったので、そのあまりの変貌っぷりにかなり衝撃を受けたのは言うまでもなく(笑)
    身長もめっちゃ伸びてるしガタイも良くなったし、纏うオーラが思いっきりタチのそれなので最初は「誰!?」って思いました。
    空白期間に何があったのかめっちゃ気になります…(笑)
    見た目は大分変わりましたが、南雲に尽くす性格は変わってなくてそれどころか妙に肝が据わって新たなCPの可能性を感じたので、さちも先生、同人とかでこの二人の続編描いてくれないかしら…。

    因みに★を減らした理由はやはり絵の荒さが個人的に少し気になるのと、宮内の過去をもう少し掘り下げてくれても良かったかなあと思ったからです。(絵の荒さについては完全に好みの問題なので仕方ないですね…)
    それでもストーリーの方は読み応えがあって最後まで殆ど引っかかる事なく楽しく読めましたし、オメガバースの特殊設定もしっかりお話に活かされているので、BL作品としてもオメガバース作品としても満足度の高い部類に入ると思います。

    あと、ページの最後にカラーの折り込みポスター?が差し込んであって、「何の絵かな~?」と思いながら開いて見た瞬間、幸せな気持ちになりました。
    オメプロ本ってどれもその作品の雰囲気に合った何かしらの工夫がされているので面白いですね。ますます買って良かったと思いました。
    次のシリーズも楽しみです!(^^)

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