臨床アドラー心理学のすすめ──セラピストの基本姿勢からの実践の応用まで

  • 遠見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866160337

作品紹介・あらすじ

心理臨床場面で使えるアドラー心理学
3人がその現代でも通じる援助思想と,実践に応用できる手法を公開

アドラー心理学が流行っています。
が,本書は,脚光を浴びる以前から地道にアドラー心理学を臨床に取り入れ,活動を続けていた3人の臨床家によって書かれた,対人支援実践の入門書です。
自己啓発のイメージが強いアドラー心理学。ですが,アドラーは今でいう児童相談所を世界で初めて開設し,教育と医療と地域社会との協働的なアプローチを行なった生粋の臨床家でした。アドラー心理学は実直に広がり,さまざまな流派の心理療法と交わりながら,心理療法のベースとなるアプローチとして今もなお実践・研究がされています。本書もその一翼を担うものとなっています。
また心理臨床における重鎮の一人,箕口雅博先生(立教大学名誉教授)との座談会も収録。アドラー心理学と他の心理療法を統合を描き明日の対人支援の仕事をよりよいものにする1冊になっています。

感想・レビュー・書評

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  • 医学部分館2階心理学 : 146.1/YAM : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410170829

  • ・アドラー心理学とは人生を動かす OS であり個々の問題対処のソフトではない。細分化した技法では他の学派のものを躊躇なく用いる。
    ・アドラー心理学は世界に望んでいることそれは個人が尊重され集団の民主的に機能していることではないだろうか。そのために期待されることはそのような社会を構成する共同体感覚を備えた市民の育成である。
    ・夢は覚醒時に成就できなかった願望の代替満足ではないライフスタイル全体の機能であり過去よりも未来により動的に関連している。
    ・覚醒と睡眠、意識と無意識の違いはなく自己欺瞞はどちらの状況においてもおきている。
    ・戦術は治療ではない。常に動いていること。心地よい気分でやること。

    これ以上は疲れて読めなかった。

  • アドラー心理学を臨床に
    活かすための実践的な
    知恵が満載。
    治療同盟や勇気を高める
    関わりなど基本的な姿勢が
    とても参考になりました。

  • 治療的楽観主義をもつ
    問題を人間関係の文脈に落とし込んで考える
    アドラー心理臨床は、勇気づけにはじまり勇気づけで終わる
    共同体感覚を育む

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著者プロフィール

【監修者プロフィール】
1963年、岩手県生まれ。臨床心理士。駒澤大学文学部心理学科教授。やまき心理臨床オフィス・スーパーヴァイザー。現在、駒澤大学大学院にて臨床心理士養成に携わる一方、やまき心理臨床オフィス(東京都立川市)、駒澤大学コミュニティ・ケアセンターなどで心理臨床活動を行っている。また、家庭裁判所調査官養成課程研修講師、秋田県総合教育センター・岩手県立総合教育センター研修講師なども兼任している。共著に『臨床アドラー心理学のすすめ―セラピストの基本姿勢から実践の応用まで』(遠見書房)など、監修に『アドラー心理学―人生を変える思考スイッチの切り替え方』(ナツメ社)、『おしえてアドラー先生!―こころのなやみ、どうしたらいいの?』(世界文化社)がある。



「2018年 『定年後の人生を変えるアドラー心理学 Adler’s Barへようこそ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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