兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか

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  • WAVE出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866214290

作品紹介・あらすじ

あなたの、その性格はきょうだいがつくりました。

私たちは、成長する過程で、「兄弟姉妹」の関係から強い影響を受けます。
兄姉がいるか、弟妹がいるか、また、何番目に生まれたかによって、その人の人生観や性格がある程度決まってしまう……といっても過言ではありません。本書では、その思考パターンを分類しながら、兄弟姉妹(ひとりっ子、双子含む)との関係が日常生活にどのように影響を及ぼすのかについて解説します。

実際、生きづらさを抱えている人がカウンセリングを受けたところ、原因は、親子関係でも職場の人間関係でもなく、姉との確執だった……という例もあるのだとか。また、恋愛(異性観)やビジネスにおいても、兄弟姉妹かの影響が強く現れることがあり、その影響についてあらかじめ知っておくことは、対人関係の改善にも大いに役に立ちます。

感想・レビュー・書評

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  • 兄弟姉妹の関係。確かにと納得する事もあったが、もっと深くわかることがあるのではと期待が大きすぎたせいか、ちょっと物足らなさを感じてしまった。

  • 参考程度に読む。
    個人個人違うがわかるところもある。
    決めつけは良くないが、
    そいうえばそうかなと。
    振り返ってみると面白いかも。

  • 心理カウンセラーである著者が20年カウンセリングする中で、①親子関係②思春期のころの人間関係の他に、第三の要素として③兄弟姉妹の関係
    もあると考えるようになり、カウンセリング経験から
    ①長女、長男は主張が強く、リーダーシップがある
    ②二男女は、上の兄弟が母と言い合う姿を見て、中立的立場になる。成人したら3人以上兄弟の中では次男次女は目が届きにくく、自立しやすい。
    ③末っ子は一番可愛がられるが、家族の中で一番下であるため、末っ子から見たら家族全員何でもできる状態で、自信、自尊心を持ちにくい。

    というような傾向があると解説している。
    実際は多様な家族がいるので、必ずしも当てはまるわけではない、とも注釈。
    自分と妻、それぞれ兄弟関係を考えて、必ずしも本人の個性ではなく兄弟関係からの性格もあるのかと、腑に落ちた部分がある。

  • おすすめしてもらったので、読みました。


    兄弟構成から見る心理性格分析は別のものでも見たことあったが、非常に面白く読みやすかった。

    組み合わせ別で、記載されている。
    シンプルな兄弟構成なら何となく当てはまることも多いんじゃないかなと思う。


    個人的には、読んで良かった。

  • 兄弟ごとの性格について語られているのを初めて見たのは、依田明の本でした。
    と言ってもタイトルは覚えてないのですが、確か本の中で2人兄弟だとケンカは1対1になるのに対して、兄弟が3人いるとケンカする人と仲介する人が出てくる…みたいな記述があって、へー兄弟って面白いなと思った記憶があります。
    と言うのを本書を見て思い出したので借りてみましたが…時代が違うことを差っ引いても「違う」なと思いました。
    文章自体は平易なんだけど、「心理学」と言う割には専門用語らしきものも見当たらず(敢えて専門用語を使わないようにした?)、参考文献の記載もなく、著者の心理カウンセラーとしての結果?レポート?を読まされてるのかな…と思いました。心理学と言うより手相占いのような「統計学」だと思えばいいのかな。
    本書は特に「一般的」という言葉が多く、所謂「一般的なケース」に当てはまらない私にはほぼ斜め読みな感じでした(´Д`)
    本書を読むと、兄弟いない方が良いのでは…と思ってしまいますねw でも一人っ子は一つ屋根の下に大人しかいない状態だから、逃げ場もないんですよねー。どっちもどっちなのかな…。
    性格は環境にも影響するとしたら、一つ屋根の下で「誰」と過ごしたかですよね。父親に当たる人(大人の男性)はいたか?母親に当たる人(大人の女性)はいたか?兄弟に当たる人(自分の年齢に近い人)はいたか?それは戸籍上の繋がりなのか、生物学的な繋がりなのか…なんて意識しようもないから、あくまで「誰」がいたかですが。
    ちなみに、本書のサブタイトルや、各章にタイトルが付けられてますが、そこに期待すると肩透かし喰らいます(笑)例えば第5章のタイトルは「なぜひとりっ子はチームになじめないのか」とありますが、結局のところ兄弟について語られていることが大部分で、このタイトルについてはほんの少しだったりしますw まぁ仕事と兄弟関係の視点は面白いですが、イチイチ兄弟構成とか気にしないし(そもそもそんなプライベートは自分から話すこともない)、チームが上手くいくような兄弟構成のメンバーを揃えるとかも現実的ではないでしょうw まぁ自分の傾向を知るヒントにはなるかも知れません。
    あと、各章のバランスもイマイチだった気がします。特に最後の第6章の「壊れてしまった関係を修復するために」が一番ページ数が少なくて、自分「が」相手「を」赦すって…ちょっとズッコケますね。。確かに自分が変われば相手も変わる、みたいなことは聞きますが…何でも許したらやったもん勝ちにならないか?
    本書だと、トラウマ言葉のコラムがあるあるだなーと思いました。トラウマというより呪いでしょうか。言いがちなだけに、気を付けるのが難しい。

  • 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか。
    姉と弟がいる私が読んでみて面白かった。
    真ん中っこは注目してもらうために自然にユーモアを言ったり面白いことをしたりすると書かれていて本当にその通りだなと思った。
    自分では母親の注目を浴びようとしていた意識はないけれど無意識にユーモアを言うようになっているのかと気づいた。
    いろんな兄弟姉妹のパターンが載っていたので読んでみて面白いと思う。

  • 141.9

  • 真偽はどうとして読みものとして面白かった。色々なパターンが出てきて自分にあてはめたり友人を探したりした。性別と年齢差、環境によって変わるんだなあと。特にヒーロー/ヒロイン・犠牲者・傍観者・問題児・チャーマー 5つの役割があるというのは納得したし色々な人間関係に当てはまりそうで今後使っていきたい。

  • 【請求記号:141 ネ】

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著者プロフィール

2000年、プロカウンセラーとしてデビュー。以来、のべ1万5000本以上のカウンセリングをこなす。
2001年、国内最大級のカウンセリングサイト「カウンセリングサービス」の設立に寄与。以降、14年間にわたって、同サービスの企画・運営に従事した。2015年3月に独立を果たし、フリーのカウンセラー・講師・作家として活動をスタート。現在は東京・大阪を中心にセミナーやセッションを行うほか、不定期で名古屋・福岡・札幌・仙台・広島・那覇などにも活動の幅を広げている。パートナーシップとライフワークという2つのテーマを掲げ、恋愛・結婚・夫婦の問題や、職場の人間関係、さらには家族や子育てなどあらゆる問題を幅広く扱っている。主な著書に『人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本』(大和書房)、『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本』(学研プラス)など多数。

「2022年 『兄弟姉妹の心理学 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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