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- / ISBN・EAN: 9784866220734
感想・レビュー・書評
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昨年(2020)八月頃に読んだ本ですが、年末の大掃除で発掘された本の中の一冊です。
ここには日本人には知らされていない国連(英語を見ると、連合国ですが)の事実が書かれています。読んでから半年近く経過してしまいましたので、読んだ時に印象に残ったポイントである付箋をつけた所を読み返しながらこの本を振り返りたいと思います。
以下は気になったポイントです。
・国連イコール連合国である、第二次世界大戦の戦勝国連合である(p33)45年2月のヤルタ会談を経て、4月25−6月26日にかけて日本またはドイツに宣戦している連合国50カ国の代表がサングランシスコに集まり国際連合設立のための会議が開かれた(p42)参加資格は45年3月1日までに日独に対して宣戦布告をしていること。イタリアは無条件降伏(43年9月8日)した後に10月13日に連合国側に立って、ドイツと日本に宣戦布告をしている。国連とは、初めから戦争をするための組織=枢軸国に対して戦う国際的な連盟であり、戦争遂行の国際機関であり、平和のための期間ではない(p44)
・国連憲章の序文には敵国の相手国は明示されていないが、日本政府の見解では、日本・ドイツ・イタリア・フルガリア・ハンガリー・ルーマニア・フィンランドが該当すると解釈している(p48)
・ソ連はチャイナ代表権を新政権に変更すべき、それに対してアメリカは台湾支持をしていた。その後にアフリカ諸国の加盟が相次いだことからチャイナ支持が増加、71年の総会で中華人民共和国の代表権が認められ、台湾を追放する決議が成された(p85)
・チベットは1950年に中国に制圧されるまで、紛れもなく独立国であった(p86)チベット政府は第二次世界大戦では中立を貫く政策をとっていた、国内では日本の勝利を祈る仏教祈祷が行われていて親日的な態度を保持していた(p87)同様の侵略を受けたのが、現在は新疆ウイグル自治区と呼ばれる、かつで独立国であった東トルキスタン共和国である(p98)
・監査の結果、ユネスコのひどい実態が明らかになったので、アメリカは腐敗や反欧米偏向を正す改革を行うように警告したが、やめなかったので、レーガン政権は脱退することを表明、1984年に正式に脱退した、この時、シンガポールとイギリスも脱退した。日本は分担金の4分の1を担う最大の拠出国となった(p138)
・日本はテロ等準備罪法案を通すことによって、ようやくパレルモ条約と呼ばれる国際組織犯罪防止条約の188番目の締結国となった、この条約は国際的な組織犯罪と当時にテロ組織をも取り締まり、国際社会が一致団結して封じ込めていこうという条約である(p202)国会で批准していたのにもかかわらず締結できなかったのは、国内法の整備(共謀罪)ができていなかったから(p203)
2021年1月23日作成詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1.国際問題について学んでた身としてはしっかりと自分の意見を持ちたいので、国連について反対意見をしている本書が気になっていたので読みました。
国連がなぜ何も解決できないのかを考える
2.日本人が考えている国連とはどんな組織なのか。世界の安寧秩序のために献身し、世界を飛び回っているようなイメージを持っている人が多いと思います。しかし、実態は違く、肥大しすぎた官僚組織風土が蔓延し、何一つ国際問題を解決できていない。
なぜ解決できないのか、それは、国連組織はプロパガンダを行うための組織になってしまったからです。慰安婦問題、コロナウイルスの対応の悪さ、ウイグル人問題など、さまざまな事例についてアンチ国連派の筆者が独自の見解を示しています。
3.まず、国連は活動する組織ではないので、官僚制が蔓延するのは仕方ないと思います。これは、どんな国でも同じことが言えます。日本では、地方の役場、役所だけが残り、村そのものは崩壊していく。また、会社でいえば管理部署に人員を割きすぎて、一番辛い現場にはメスを入れない。つまり、嫌なことから避けたいから楽な場所にみんながいたいからその場を増やすという論理が成り立っています。
結局のところ、社会で生きていく上で1番大切なのは課題を解決する現場でどれだけ力を発揮してくれるかが大切だということです。このように考えると、官僚組織が肥大化しすぎた場合は紛争が起きるのが世の常です。今回のテーマである国連でいえば、アメリカは抜けることを主張し、自由を手に入れようとしています。この他にも抜けていく国が出てくれば国連の存続に関わると思います。ただ、国連があってもなくても、途上国への支援、紛争問題への提言については誰でもできると思うので、正直国連の存続については依然として興味がないというのが私個人の考えです。
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国連とは一体何か。日本人の抱く世界平和のための活動機関という幻想を打ち砕き、真実を教えてくれる本。
著者は米国のハーバード大学院を卒業しているので、親米、親トランプの目線に偏りが大きい。
それでも歯に衣着せずにばっさりと語る内容は盲目の日本人に国際機関の位置付けと国際情勢がどうなってるのかを教えてくれる。
こういう本は珍しいので一読の価値はある。
後半は慰安婦問題の持論を展開している。 -
国際連合 中国では「連合国」のまま
敵国条約 国名の記述はないが
日本、ドイツ、イタリア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、フィンランド
主要機関
総会
安全保障理事会
経済社会理事会
信託統治理事会
国際司法裁判所
事務局 事務総長は小国から選ばれるのが伝統
PKO PeaceがなければKeepできない
日本は国連に200人の職員を送り込める負担率 実態は75人 上限以上 仏英伊加
国連大学 当初は普通の大学としての構想が研究機関に -
国連と言えば、素晴らしい国際機関みたいな印象があった。 いわゆる従軍慰安婦の問題で、杉田水脈さんが国連で日本の汚名をそそぐためにスピーチをされた事を知ったのをきっかけに、綺麗事ばかりの場所ではないのではと思い始めました。 思ってた以上に、日本を貶めるために色んな活動がされている事、また活動してるの者の中に日本人が少なくない事、反日活動をしているその団体が日弁連だという事など、あまりの酷さに驚きました。決して地上波テレビやマスコミなどが報じない真実、自分も含め日本人はもっと知らなければならないと思いました。
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2021.11―読了
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国連の内情を知れば知るほど腹立たしい!
また、日本の反日団体も。日本はいったいどうなってしまったのか? -
国連の真の姿が理解できる。