ギレルモ・デル・トロ 創作ノート 驚異の部屋[普及版]

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866470825

作品紹介・あらすじ

※書影は仮のものです。

祝・第90回アカデミー賞受賞!
(作品賞&最多4部門)
シェイプ・オブ・ウォーター

限定版は即完売!
ファンの声にこたえ、普及版として再登場!!

あなたが手にしている“芸術品”は、驚くべき頭脳が持つ緻密で複雑な世界への新奇な入り口だ。
――ジェームズ・キャメロン

圧倒的な知識量、比類なき創造の過程。
アイデアのすべてが詰まった単なる「創作ノート」を超えた芸術作品、再び。

H・P・ラヴクラフト、チャールズ・ディケンズ、メアリー・シェリー、フェリシアン・ロップス、オディロン・ルドン、ボリス・カーロフ、レイ・ハリーハウゼン……etc
文学・絵画・映画・コミックまで、多岐にわたるジャンルにみるそのインスピレーション源とは。
デビュー作『クロノス』から今なお熱狂的なファンを誇る『パシフィック・リム』まで、そして、デル・トロが映像化を夢見る未完の作品まで取り上げた、超貴重な創作に至る緻密な“メモ”の数々!

古今東西、数々の収集物が集まるデル・トロの自宅『荒涼館』の内部写真も必見!

まえがき:ジェームズ・キャメロン
あとがき:トム・クルーズ

感想・レビュー・書評

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  • ギレルモ・デル・トロ監督は、ディケンズの小説にちなんだ、「荒涼館」という、「書斎」兼「趣味の部屋」兼「驚異の部屋」を持っているらしい。

    その写真も掲載されている。バルタン星人や、仏像の本、フランケンシュタイン、ヒッチコックのブロンズマスクなどが眼につく。シアタールームもある。ぜひとも中に入ってみたくなる。

    それこそフランケンシュタインさながら、監督が作り出した愛すべきユニークなモンスターたちの創作メモが読めるというのはぜいたく。デル・トロ・ファンにはたまらない。

    本書ではじめて気がついたが、デル・トロ印は「赤」だ。
    たいていのキャラクターに、アクセントとして赤があしらわれている。「ブレイド2」の主人公のコートの内側にまでその赤が浸食している。

    読みながらつくづく思ったのは、1作でもいいからこの監督に『ハリー・ポッター』を撮ってほしかったということ。
    たぶんあの偏狭なJ.K.ローリングが絶対に許さないだろうけど。

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著者プロフィール

映画監督・脚本家・小説家。
1964年10月9日生まれ。メキシコ出身。
劇場長編監督デビュー『クロノス』(92)が各国の賞で高く評価され、97年の『ミミック』でハリウッド・デビューを果たした。『デビルズ・バックボーン』(01)、『ブレイド2』(02)を経て、念願だったマイク・ミニョーラの人気アメコミの映画化『ヘルボーイ』(04)を実現。映画はヒットを記録し、続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(08)はスタジオをユニバーサルに移して製作。その間にスペインで製作した『パンズ・ラビリンス』(06)は、アカデミー賞脚本賞にノミネートされたほか、カンヌ国際映画祭など各国で高い評価を受けて気鋭の監督として国際的に広く認知されるように。07年にはペドロ・アルモドバルらとメキシコで製作会社「チャチャチャ(Cha-Cha-Cha)」を設立。『ロード・オブ・ザ・リング』の前日談にあたる大作『ホビット』シリーズでは脚本を手掛けた。10年『パシフィック・リム』で、久々に監督に復帰。14年にはチャック・ホーガンとの共著で発表した初の小説「ストレイン」シリーズ(09年)のテレビドラマ化が実現。本作に続き、今後は『Pinocchio』『ヘルボーイ3』『パシフィック・リム2』などの話題作が予定されている。

「2016年 『ギレルモ・デル・トロ クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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