「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版

  • 文響社
3.26
  • (48)
  • (123)
  • (158)
  • (54)
  • (29)
本棚登録 : 3633
感想 : 194
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866510774

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 再読。
    初めて読んだときの感動は超えられなかったがとても面白かった。
    書きぶりが易しく、例えが多いので、分量の割にはかなり読みやすい。
    「死とはなにか」定期的に考えてしまう人にはかなりおすすめ

  • 前半の定義の問題の話は興味がない。第四章以降はそれなりに面白いが、「死は悪である」ことにするために「緩やかな存在要件」を採用している感じがして、その点についてはとても気持ち悪かった。

  • 読みづらいのは翻訳が幾分か悪いのだと思う。
    内容の展開が冗長であったり、ストレートとは言えないところは作者のせいだが、その文をさらに冗長に感じさせる語尾の処理であったりは訳者のせいだろう。また、一人称に対して「シェリー先生の見解」といった第三者視点の見出し作成も気持ち悪い。
    けれどこれに関しては原文を確認する必要がある。
    加えて、哲学的に論理的に死について検討するスタンスであるのに「思う」や「信じる」という主張の提示が多用されている。これも原文をぜひ確認してみたい。

  • 自殺を望む人物が「罪のない」前提だが、例えばSFでありそうな設定で自分の存在自体が周囲に害となる時、本人が自殺を望む際の道徳性はどうなるのだろう。西洋と東洋では文化思想的に死に対する意識が異なるのだなと改めて思った。日本語版で割愛された部分を読んだら評価が変わるかもしれない。内容は面白いが、哲学書であることを覚悟する必要があるので星2つ。

  • 死の概念が学べる本。観点が哲学的切り口なのか、理解するのが難解な点があった。

  • 哲学的内容を省いて今興味ありそうなところだけの抜粋版。
    一般的にはこれでも十分読みごたえがある。
    死を考える取っ掛かりとするも良し、こんな考え方もあるんだなと読むも良し。
    精神的に余裕のある人向けではある。

  • 大学の講義とか聞いたことないけど、すごく理論的で理屈っぽさはあった。でも死と生の境界線の意識は学べた本でした。 

  • こんなに「死」を深堀して考えたことなかったので読んでいる間楽しい時間だった。哲学的な部分は読むのが大変に感じてしまったが、死はどのような状態をいうのか、死の何が恐いのか、不死は良いことなのか、自殺はどのように考えたらいいのかなど、死に直面する前に考えておきたいことばかりだった。

  • 脳死、自殺、安楽死、、についてさまざまな思考実験が提供される。全体に、文明が進化していく、楽しみやする価値のあることは加速度的に増えていくという視点の考察がないのでは。そのため不死についての議論が薄くて残念。

全194件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

イエール大学教授。道徳哲学・規範倫理学の専門家として知られ、着任以来二十数年間開講されている「死」をテーマにしたイエール大学での講義は、常に指折りの人気コースとなっている。本書は、その講義をまとめたものであり、すでに中国、韓国をはじめ世界各国で翻訳出版され、40万部を超えるベストセラーとなっている。

「2019年 『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

シェリー・ケーガンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×