すばらしき国、ニッポン 外国人が驚いた、日本人の美徳

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866512198

作品紹介・あらすじ

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外国の人は、日本人をこんなにも高く評している! いま、親子で読みたい、日本が大好きになる愛国の書。
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ベストセラー『世界の日本人ジョーク集』シリーズの著者が世界で評される日本人の美徳を解説。和・清・美・信・献に代表される日本人の魅力を改めて見つめなおす。

●サムライ・ブルーが見せた去り際の美しさ
●日本の鉄道の話を聞くと、アメリカは中世なのだとわかる
●ルーマニア人が絶賛した「恥の文化」
●和食は日本人の心の写し鏡
●大坂なおみのユーモアと心遣い
●カンボジアのお札にある「日の丸」
●台湾人が語り継ぐ「最も尊敬すべき日本人」
●中国人を魅了する東野圭吾のエンタメ性
●世界のロボットの6割が日本製
●浮世絵を手本としたゴッホ
●ザビエルが驚いた日本人の知識欲
●ディズニー・ワールドに展示された加賀友禅

 昨今、「自画自賛」よりもつまらないのは、「日本ダメ論」です。日本の一部の人々は「日本はもうダメ」と過剰に言い立てる傾向があります。ネット上には「日本は三流国」「日本は終わり」といった言葉を延々と繰り返す人たちもいます。「日本死ね」などという汚い言葉も生まれました。
 問題点を的確に指摘する批評精神が社会の発展のために必要なことは自明のことです。しかし、行き過ぎた「日本ダメ論」の類には、いかにも後ろ向きで気の滅入るような雰囲気が色濃く漂います。そのような過度の悲観主義が、社会のためになるとは思えません。
 自国を殊更に美化する必要などもちろんありませんが、国際社会からの等身大の評価を通じて、祖国への適度な自信や誇りを穏やかに育んでいく姿勢は、これからの時代においてさらに重要となってくるのではないでしょうか。これまでに先人たちが紡いできた知恵や工夫を知った上で、直面する課題にしっかりと取り組んでいく必要があります。過去や先例を「良き学びの教科書」とすべきです。 本書は美徳を養うためのささやかな指南書です。
――――著者まえがきより

感想・レビュー・書評

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  • なんとも日本人にとって気持ちの良い本でした。
    私は半分読むまで帯にでているケントギルバートが作者だと勘違いして、外人までがこんなに日本を愛してくれていたんだと感動してしまっていた。あぁ勘違い。

  • h10-図書館2020.12.2  期限12/16  読了12/7 返却12/8

  • 日本人にとっては当たり前のことが世界では非常識。
    この秩序を未来も維持していかなくてはいけない。

  • 1人の女性のツイートが日本、そして世界のサッカーファンの心を掴んだ。

     そのツイートには、日本代表が使用したロッカールームの写真が添えられていた。

    「これは94分でベルギーに負けた日本のロッカールームです。スタジアムでは代表のサポーターに感謝し、ベンチやロッカールームをきれいにし、そしてメディア対応をしました。またロシア語(キリル文字)で『ありがとう』と書かれたメモまで残していきました。すべてのチームの模範だと思います」

    このツイートは瞬く間に広まり、日本人はもちろん世界中のメディアや多くの人々が反応した。

    「日本はClass(品格)がある」

    「素晴らしいマナーだ。いつか日本に行ってみたい」

    「子供にスポーツを教えているコーチは、こういうことも教えるべきだね」

     こういった言葉がSNS上に並んだ。

     選手が清掃したと伝えた海外メディアもあったが、実際に片付け、メモを置いたのは代表スタッフだった。しかし日本代表として戦っていたスタッフも選手と同じような悔しさがあったことはまちがいない。そういった気持ちをかみしめながら、会場のスタッフやボランティアへの感謝をメモに残す気遣いはなかなかできることではない。


    「立つ鳥跡を濁さず」→日本人の美徳


    新幹線の清掃員『奇跡の7分間』

    ぼったくりタクシーもない
    自動販売機が多いのも海外の人からしたら謎
    犯罪者からしたら格好の的

    「足るを知る」という思想

    正確な鉄道の運行
    スクランブル交差点でぶつからない


    「日本人は周囲を気にする天才。だから社会が穏やかにまとまる。あの交差点はその象徴。非常に日本らしい光景だ。」「ルールは決まってないのに規律がある。日本人は不思議な民族だ。」


    性善説
    盗まれることはないとたにんすらも信用している

    美徳という考え
    生き方の中に「美しさ」を求める

    「恥の文化」神の視線を意識する
    多神教の日本では神の目よりも、世間の目を気にする


    令和の英訳は「Beautiful Harmony(美しい調和)」
    和の心を表した日本らしい響き

    令和を表す手話
    「つぼみが開いて花が咲くように指先を開く動き」

    これまで248ある元号の中でもっとも使われたのは
    永:29回
    天・元:27回
    治:21回
    応・和:20回


    渋沢栄一
    社会的責任について論じた歴史的人物
    「論語と算盤を両立すべき」

    武道の心

    「もったいない」の精神

    司馬遼太郎
    「無人島に1冊の本を持っていくとしたら『歎異抄』だ」


    飛鳥時代末期には国号が「日本(日ノ本)」
    太陽は赤色で書くが、アメリカやヨーロッパ諸国では黄色がほとんど

    虹も7色だが、世界では5色
    色彩感覚が繊細


    日本は世界最古の王国


    イチロー
    「どうしたら野球がうまくなるか?」

    「道具を大切に」

    道具の中に「こころ」を感じる
    ものに「お」をつけて丁寧語にするもの日本文化


    禅の精神 ZEN


    洗練された美意識
    さくらの開花予想が流れるのも海外からしたら不思議

    「わび・さび」

    わび(侘び)
    簡素でつつましい優美さ

    さび(寂び)
    時間の経過とそれに伴う劣化

    世の中の不完全さやはかなさの中に美を見出す感性

    完全なる美を求める西洋に対して
    不完全さの中に美を見出す日本

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著者プロフィール

早坂隆
1973年、愛知県生まれ。ノンフィクション作家。『世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ)をはじめとするジョーク集シリーズは、累計100万部を突破。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。他の著作に『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎』(文春新書)等。主なテレビ出演に「世界一受けたい授業」「王様のブランチ」「深層NEWS」等。Twitterアカウント:@dig_nonfiction

「2023年 『世界のマネージョーク集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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