- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866572475
作品紹介・あらすじ
オオカミ部族の長×長、結婚。
屈強なもふもふが恋をする、
至高の人外BL
そこは、狼が統べる極北の地。
谷の長・ガルムは、ある事情から、
しきたりに従い湖の長・ハテイと
番の契りを結ぶ。
率直でタフなガルムと、生真面目で
純粋なハテイ。
長として、オスとしての矜持を尊重し
合うが、初めはどこか噛み合わない2人。
しかし、互いの生き様に触れ、深まる
絆が、彼らを唯一無二の番にしていく――。
感想・レビュー・書評
-
最初は世界観がよくわからなかったけど後になるほどキャラもよくわかるようになるし話も動いて面白くなる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
▼あらすじ
そこは、狼が統べる極北の地。谷の長・ガルムは、ある事情から、しきたりに従い湖の長・ハテイと番の契りを結ぶ。
率直でタフなガルムと、生真面目で純粋なハテイ。
長として、オスとしての矜持を尊重し合うが、初めはどこか噛み合わない2人。
しかし、互いの生き様に触れ、深まる絆が、彼らを唯一無二の番にしていく――。
***
ストーリーの完全度:普通〜やや高い
トーン:シリアス(低)
エロ度:なし
萌え度:普通
総合評価:★4.0
ビリー・バリバリー先生、お名前は存じ上げておりましたが実際に作品を読むのはこれが初めてです。
ほぼ表紙買いしたと言っても過言ではないのですが、本を開いて吃驚。鹿の亡骸が横たわっているシーンから物語は始まるのですが、あまりの絵の上手さに圧倒されてしまいました。
狼が雪原を駆け抜ける様子なんてその足音や空気感までもがリアルに伝わってきて、凄まじい画力だと思いました。
繊細でありながらどこか力強さをも感じさせる絵柄は、北欧神話を題材にしたこの作品の世界観にマッチしており、BL漫画なのにBL漫画を読んでる気がしませんでした。
絵柄、世界観、雰囲気などは文句無しに素晴らしかったです。狼の描写がリアルなのも良かったですし、モフモフ度が高いのも好印象でした。
ただ、そこまでしっかりと説明があるような話ではないので、ストーリーは少し分かりづらかったかな…と思います。どちらかといえば、雰囲気重視寄りな作品なので読み応えはあまりないように感じました。
あと、個人的に一番不満だったのがシンプルにBL度が低いこと。獣×獣のラブ&エロを最後まで期待していた私にとってこのBL度の低さは少々残念に思う点でありました…。
とはいえ上述した通り、絵と雰囲気は凄く良かったので、ビリー・バリバリー先生の良さを知れただけでもこの作品を買って良かったな、と思いました。これを機に他の作品も読んでみたいと思います(^^)