- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866572703
作品紹介・あらすじ
誰もが誰かの太陽になれる――
人を癒やす人間になりたいと願ってデリホスで働いていた勇は、
心に傷を負った青年・穏陽と出会う。
彼の孤独や誠実さを知った勇は「客とホスト」として関係を深めていくが、
その温かな時間は些細なすれ違いとともに終わりを告げる。
時が経ち、レンタルショップ『エデン』で再会したふたり。
次第に勇は穏陽の望む太陽みたいな男を志すようになるけれど、
恋をしたせいで心は欲で汚れるばかりで――。
感想・レビュー・書評
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朝丘先生が好きで作家買いしたものの……うーん、今回のお話は私には合わなかったな……。
受けの勇の考え方も、攻めの穏陽の性格?というか設定?もなんかなーという感じでした。
穏陽が小さい頃にいじめられたトラウマでコミュ障な割には、職場のパワハラ上司がいなくなったら、急に会社のポジションが上がって…みたいな描写があったけども、20代前半でそこまでいけるってよっぽど仕事できてコミュニケーション取れる人じゃないと無理では…?とうっかりリアルと混同してしまったこちらも良くないのだけど、なんかこうもやもやしてしまった。穏陽が頑張った結果なんだろうけども……。
勇も、きっとこれが最近の若い子なんだろうなーと思いながら見てたけれども、その割には幼稚さがちょいちょい目立つし、たんなる世間を知らない頑固な学生にも見えてしまって、素直に勇を受け入れられず。
性格だったり設定だったりに、ちぐはぐ感みたいなのを拭いきれずに読み終わってしまって、本を閉じた後に自分が歳とって心がひねくれてしまったのかな……と悲しくなった。
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「エデンの初恋」の時も『本の厚さに、・・・』と書いていたのだが、これも分厚い!
そして
『イメージ的に「そんな馬鹿な」みたいな設定のように感じたためか、感情移入はしにくかった。』とも書いていて、まさにこのお話もそんな感じだった(笑)
・・・人を癒やす人間になりたいと願ってデリホスで働いていた・・・
ってなくねぇ???
「エデンの初恋」の感想に『イサムっていうトッピングが面白かった。』と書いていて、あぁ、そのイサム君のお話だったのかと。
『穏陽』の読み方に慣れなかった。
好きな人を崇める奴って、キモイね(笑)。