ガーランド -獣人オメガバース- 上 (ダリアシリーズ)
- フロンティアワークス (2019年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866573038
作品紹介・あらすじ
ダリアコミックス「レムナント-獣人オメガバース-」外伝!
ジュダの両親、ディエゴ×ジルの切なくも情熱的な物語が小説で登場!
羽純ハナ先生のイラスト・漫画も収録!
どうしてオメガに生まれたんだろう――。
上流貴族のハーレムにオメガを派遣することで繁栄したミュラー家。
そんなミュラー家に生まれたオメガのジルは自分の運命を受け入れられずにいた。
オメガらしく振舞えず、家族からも見放されて育ったジルは、
追い出されるように幼馴染の獣人貴族のアルファ・アルバートのもとに嫁ぐことが決まる。
オメガという運命は変えられなくても、優しいアルバートに嫁ぐことが幸せなのだと自分に言い聞かせ過ごす毎日。
そんな時、ひとりの獣人がミュラー家を訪れる。
国一番の名門貴族ジークフリード家の三男ディエゴだった。
ミュラー家の異端児・ジルをハーレムに迎えると勝手に決めてしまう傲慢なディエゴに反発するジルだったが――。
感想・レビュー・書評
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ペンデュラム、レムナントが好きなので購入。
オメガとして獣人アルファの子を生まなければいけない運命から抗えないと分かりつつ葛藤しているジルが切ない。
ディエゴは、オメガの運命を知らず、良かれと思った言動でジルを怒らせてしまうが、反省し、知らないことを知ろうとするまじめで紳士的なところが好ましい。
二人の距離が縮まっていく様が丁寧に描かれており、互いの葛藤が伝わってくる。
アルバートは可愛そうだけど、ディエゴとジルが早く通じ合えたらいいなと思う。
巻末の漫画も良かった。
下巻が楽しみ。 -
自分の「役割」に納得していないジルとディエゴ。2人とも分かっているようで相手の立場を理解しきれていないことから生じるすれ違いがもどかしい。ディエゴがジルのことを大切にしたいと思っていることも、ジルがディエゴに惹かれていっていることもよく分かるのに。この先、気持ちがちゃんと通じ合うといいな。と願わずにはいられなかった。
巻末の漫画も、気持ちが尻尾に出るディエゴが可愛くて楽しかった。 -
こういうじれったいのはあまり好かんのだけど、設定がわかっているだけに、面白く読めた。