晴明のソラ (ダリア文庫)

著者 :
  • フロンティアワークス
4.06
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本棚登録 : 88
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866573236

作品紹介・あらすじ

これからもずっと、みんなと――

胸がひき裂かれるような苦しさも、永遠の愛も、すべて『アニマルパーク』から生まれた――。
大人気SNSを通して恋人になった『坂道のソラ』の賢司と一吹、『窓辺のヒナタ』の新と日向、
『氷泥のユキ』の緑と結生、『月夕のヨル』の晴夜と明。
彼らがいまひとつの輪となって繋がり、未来へ続く道を歩きだしていく……。
日向の幼なじみの忍と義弟・直央の恋や、賢司と緑の大学時代のお話も収録。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ総まとめてきな短いお話が沢山入ってます。#朝丘戻 先生は緑がお気に入りですかね?とってもカッコいい緑と愛くるしい結生が主軸的ですね。
    大人サイドが全員ベタ惚れ溺愛囲み型なのが甘々でご馳走さまです!!
    若者サイドがこれまた全員が可愛いすぎて罪です。

    オススメされるだけあって、とってもとっても良いシリーズでした。

    マイノリティという言葉があることすらおかしな世の中だとアタクシは感じているのですが、そういう問題提起もあるシリーズだと思いました。

    色々と考えさせられるシリーズでもあります。

    優しい世界に触れ愛おしいキャラに共感し感じることの幸せを改めて思いました。

    素敵なシリーズです。

  • yocoさんの描くアニパーのキャラがかわいくて。

    内容は、いろいろ重いものを抱えている人達のお話だから「かわいい」だけではないシリーズだが、幸せそうなみんなを見ていると、よかったなぁと。

    忍ちゃんの恋が案外すんなりといって、忍ちゃんの戸惑いが面白かった。
    長い片思い、お疲れ様。

    お父さん、みそ汁飲んでるね!?

    またシリーズを読み返したくなった。

  • シリーズもこれで晴れて完結になるのかな? 四組のカップルの繋がりと、日向の弟である直央と親友忍のカップルの馴れ初めが描かれるボリュームたっぷりの物語。
    あたたかな絆がみなの「未来」を色鮮やかに優しく描いていく。
    それが作風とはいえ、ホモフォビアの厳しすぎる描き方はどうなんだろう〜〜とだんだんしんどくなってきつつあるのですが、凝り固まった固定概念や価値観から抜け出せない両親に対してきちんと向き合っていく姿や昨今のLGBTの社会での扱われ方も盛り込んでいくあたりには一過性の「とりあえずいま付き合っているふたり」ではなく、共に生きていく人生について考えているんだなぁという感じ。
    朝丘さんの家族観の捉え方なんでしょうね。
    そこがしんどい人にはしんどいんだろうな…とも。
    寂しがり屋で「家族が壊されてしまった」と傷を抱える直央に寄り添って理想のお兄ちゃんから恋人へと軽やかにジャンプする(しかもどこで覚えたんだなテクニック!)忍はやり手だなぁ。
    表紙にも登場する緑と結生カップルの出番が全般的に多め、正直なところ明と晴夜の印象が……薄いね……。

    みんながそれぞれに晴れやかに明るく、それぞれの覚悟を抱え、生きる道を歩んでいるのが見られて素直によかったです。
    一吹の成長と賢二の学生時代からの歩みが見られたのがやっぱりいちばん嬉しかったかな。

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