たった1つの図でわかる!【図解】新・経済学入門

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 126
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866675152

作品紹介・あらすじ

「えっ、本当にこれだけでいいの!?」
たった1つの図を読み解くだけで、世の中で起こっている経済の9割がわかる!

経済理論のなかで、もっともシンプル、かつ汎用性が高いのが、本書で紹介する「1つの図」。
小難しい理論は一切ナシで、この「たった1つの図だけ」で経済を説明する本書。
◎【ミクロ経済学】「モノの値段」はどう決まる?
◎【マクロ経済学】「お金と政策」の話
◎【金融政策】  「日銀と経済」の話
◎【財政政策】  「政府と経済」の話
について、豊富な具体例をもとに徹底解説。
特に【金融政策】【財政政策】については、マイナス金利・日銀総裁の任期終了など、最新の情報についても解説。
「わからないから考えない」
「考えないから流される」
から脱却し、知識を自分のものにして、経済を通じて世の中を見て、自分の頭で考えられるようになる1冊。

2016年刊「たった1つの図でわかる!図解経済学入門」の加筆修正版。

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすかった。
    単語の意味等、理解しやすい言葉にしてくれているし、具体例で説明されている。
    個人的に「日銀と経済」「政府と経済」の章は、興味深かったし、理解しやすく面白かった。
    消費税の話とか、そうそう!って感じ。なんとなく考えていたことを、ちゃんと言葉にしてもらえて良かった。

  • 経済学の本で最も分かりやすく、応用が効く本と言っても過言ではない。
    本書で登場する理論はDS曲線のみ。これだけを応用して、経済、経済政策について解説していく。
    世の中の経済学入門は一通りの理論を展示して終わるものばかりだが、この本は理論を用いて現象をきちんと説明している。

  • 需要供給曲線を使って、ミクロ経済やマクロ経済の基本をわかりやすく解説した一冊。筆者が経済・政策の専門家ということもあり、財政政策や金融政策に関する話は理屈がはっきりしていて、非常に納得感のある説明がなされている。つまらない意見に流されず、自分の頭で考えて経済を分析してみようと筆者は言うが、実際に「これなら自分にもできそう」と思える内容になっていて満足。

    本書で特に学びになった点は次のとおり。
    - 書籍や雑誌、CDなどに適用されている再販売価格維持制度は、需給バランスによる価格決定を妨げるものであり、経済学的には不健全なシステムである。
    - 総需要=消費+投資+政府需要+輸出ー輸入である。財政政策や金融政策によってこれらのファクターを変化させ、経済のコントロールを行う。
    - インフレ率が上昇すれば失業率は下がる。しかしこれには限界があり、これを「NAIRU」という。日本では失業率2.5%がNAIRUで、インフレ率2%に対応する。

  • 自分のこととして、現在の経済状況を考える。
    今はどのような時期なのか、政府はどう動かそうとしているのか。自分の頭で考えたい。

  • たった1つの図でわかる!っていうのが売りの本書。確かに分かりやすかったです。経済入門書と言っても知らないと、覚えてないと前に進めないなんて本はたくさんあるけど、この本は1つの図を、しかも簡易なものを頭に入れとけば、ほぼほぼ書かれている内容が理解できるようになってました。

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著者プロフィール

嘉悦大学教授、株式会社政策工房代表取締役会長。1955年東京都生まれ。都立小石川高校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。その後、2020年10月から2021年5月まで内閣官房参与を務める。著書に、第17回山本七平賞を受賞した『さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社)のほか、近著に『「経済オンチ」が日本を破壊する 間違いだけの「ド文系」経済政策』(清談社Publico)、『岸田政権の新しい資本主義で無理心中させられる日本経済』(宝島社)、『理系思考入門 経済ニュース、増税、政治家の無策…基礎がわかればもう騙されない!』(PHP研究所)、『データから真実と未来を見抜け! プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)、『岸田政権のウソを一発で見抜く! 日本の大正解』(ビジネス社)、『財務省、偽りの代償 国家財政は破綻しない』(扶桑社新書)などがある。

「2022年 『「外交オンチ」が日本経済を破壊する!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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