気まぐれなジャガー 3 (arca comics)

著者 : ウノハナ

• Jパブリッシング (2019年9月25日発売)

感想・レビュー・書評

[ぎょうざさんの感想 · 2020年3月16日]

伝説バンドPegの誕生・サクセスストーリーの第3巻。
みんな闘争心剥き出しなのに才能のある人たちはどこかわかり合ってしまう、凡人には分かるようで分からない凄く複雑な関係性。
その誕生をそばで見守る新の気持ちを考えると劣等感、嫉妬、愛情、歓喜、色々な感情があり、切なくて愛しい複雑な気持ちだろうな、と。
新の仕事モードを見ていると凡人の社会の厳しさとプライベートでの一途さが椎名への名前の切り替えに繋がっていたのかな〜〜

Pegのサクセスストーリーのラストに椎名の衝撃のラスト。
ミュージシャンには欠かせない耳の障害。ここでも新やPegメンバーがいかに椎名を大事にしているかが伝わってきました。
そんな中椎名がギターを弾けない自分は新にとって要らないのではと、悩んで終わってしまう。
確かに、椎名のギターセンスがあったからこその劣等感やらなんやらが混じって愛情が生まれたわけだから椎名が怯えるのはもちろんのこと、けど今は椎名のギターだけではないのよおぉ！
まあここから新のそばを離れてひとり旅に出るのか〜と1巻に戻ったのだろうなと予想できました。

はあ〜これからラストに向けて期待です！

[haruさんの感想 · 2019年12月28日]

もう完全にアラタに感情移入してしまい、Pegの最初のセッションの時はアラタの複雑な心が伝わってきて涙涙でした。最後の方は宗純の辛い状況に胸が痛いですが、1巻を思い出して乗り越えたいと思います。最後まで見届ける！！！あと表紙！最高です！！

[komopyさんの感想 · 2019年9月30日]

劣等感アリ音楽雑誌編集者×気まぐれな天才ギタリスト。幼なじみの二人の紆余曲折から、安定の東京同棲生活でラブラブがてんこ盛り！
2巻からの続きは、ロックバンド『Peg』の結成そして栄光への架け橋編。とてもとても楽しみにしていた伝説のバンド誕生ストーリーです。そんな期待に応えてくれた超胸アツエピソードで、もう何も言えないくらい…！
実際にもこんな感じで、すごいバンドってのは誕生していくんだろうな～と思ってしまいましたよ。
まきちゃん、静ちゃん、ゆうたん、みんな生き生きと描かれていて実在するんじゃないかと錯覚しそうになりました。
特にまきちゃんの椎名に対する甘やかしっぷりがたまりません～!!その気持ちがすごく理解できちゃうのがいいです。
椎名がかわいいのはもちろんだけど、彼の才能にぞっこんなまきちゃんも、すごくかわいいです。

アラタは大きな葛藤を経て、自分の気持ちに向き合って改めて椎名への深い想いを自認していて、人間としての成長を感じました。
アラタは昔は「宗純」って呼んでいたのになんで名前呼びしなくなったのかな～？と不思議に思っていましたが、今回その理由がわかりました。社会人としての配慮だろうけど、まだもう少し自分の立ち位置に迷いがあるのかも。

エロ的にはアラタは部屋に転がり込んできた椎名と、歯止めがきかないほどのH三昧で、椎名も誘惑の仕方がかわいくて、読んでいてずっとずっと萌えまくり。
二人のHって、ほんとに愛し合ってるんだなとわかる甘さがありますね。
お風呂Hが最高でした…！たまにアラタってイジワル。
あと、椎名がまきちゃんたちの前でもアラタと堂々とくっついているところが好きです。

…だけど、バンドの頂点にのぼりつめて、アラタと甘い同棲生活で幸せの絶頂のはずの椎名に、ものすごく残酷なアクシデントが待ち受けていて…
これが、きっと1巻の二人の関係につながっていくんですね…泣ける。二人の胸中を思うと辛いです。
特に何故椎名がギターを始めたかという、昔から変わらないアラタへの一途な想いを考えるとたまらないですよね…
辛いけど、これからラストに向けてしっかりと二人の行方を見届けたいと思います。

シリアスな気持ちをほぐしてくれるかわいいイラストに癒されまくり！しずちゃんのくれたTシャツがヤバい(笑)
特典ペーパーは、存在の半分がメガネでできてるアラタ!!

[ayan2014さんの感想 · 2019年9月27日]

単話で追いかけてるけど、やっぱり買うよね。
シーナ可愛い！でも可哀想なとこで終了。