- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866732015
作品紹介・あらすじ
鉄道ファンはもちろん、デザイナーなどフォントに関心の高い層まで巻き込んで、もじ鉄というジャンルを世に知らしめた『もじ鉄』シリーズ最新刊。
集大成となる今回は、鉄道会社にケーブルカー(一部ロープウェイ)を加え約170社(路線)以上の駅舎の駅名標、のりば、出口、車両の文字(デザイン)、ホームの駅名標を掲載。『もじ鉄』『もじもじもじ鉄』に比べ、ひとつひとつの鉄道会社を掘り下げ、書体・デザイン研究のコンプリートカタログを目指します!!(既刊ではホームの駅名標がメイン。)約400ページの圧倒的なボリューム感が魅力です。
感想・レビュー・書評
-
「サインシステム」という考え方があることを初めて知りました。字体、配置、色、余白、大きさの統一と差異について、全鉄道を一つ一つ回られて、すごく丁寧に拾ってまとめられた書だと感じました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ものすごくニッチなファンのための本!
-
もじ鉄を極めた集大成の本。日本全国のほとんどの路線を1つ1つ紹介しており、作者の努力と読みごたえを感じます。
今回も、駅名標や表示のフォントの名前や特徴を紹介しており、鉄道ファンに限らず、デザインに興味のある方でも楽しめる本だと思います。私も、日頃見ているフォントにも何となく注目するようになってきました...。この書体は何なのか、などと気になり出しています。
また、読みやすく面白い石川さんの解説も健在です。
鉄道やデザインに関心のない方でも、きっと楽しめると思うので、おすすめです♪ -
「乗りテツ」「撮りテツ」は、よく知られています。
さらにマニアックなアナウンスなどの音声を集める
「音テツ」なるものもあるのがテツの世界です。
私は鉄道旅は好きですが、ここまでのめり込んでい
ないので、悪しからず。
この本は駅表示などに使われているフォントの違い
を集めた「もじテツ」だそうです。
鉄道会社が違えばフォントも異なるのは当然と思え
ますが、同じ鉄道会社間でも駅によって、しかも
都市部の大きい駅では同じ駅でも場所によってフォ
ントが異なるのです。
知っていましたでしょうか。あ、どうでもいいか。
それらフォントを集めて表示しているのです。す、
凄い、の一言です。
こんなに大きな沼がテツの世界にあるのは驚きで
す。 -
「鉄道の旅が好きな人は、乗り鉄。鉄道の撮影が好きな人は、撮り鉄。鉄道の模型が好きな人は模型鉄。そして、鉄道の駅の看板や文字が好きな人を、“もじ鉄”と呼ぶ。」
北はJR北海道から南は沖縄・ゆいレールまでの駅名標・のりば案内・出口案内などの “鉄道サイン” の集大成。「ひたちなか海浜鉄道」のこだわりの詰まった文字や「ニューシャトル」の随所に見られる六角形推し、福岡市地下鉄七隈線の現代アートのような駅名標…数ある駅名標の中からお気に入りのものを探してみるのはいかがでしょう。
京都外国語大学付属図書館所蔵情報
資料ID:653275 請求記号:686.53||Ish -
労作。よくぞここまで、と感服します。