- Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866750385
感想・レビュー・書評
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タイトルの通りの主人公が、日々ブラックな王国の騎士として働いて、働き続けて、たまの休みには酒を飲んでエロ小説を読んでオナニーするのが楽しみ…という話です
エロいシーンや女騎士が「くっ…殺せっ!」っていう定番のシーンとかもあるんですが、全編に湿っぽさやイヤらしさが無くて淡々と日常の描写としてそれがあるので、何だか安心して読めます
そして主人公が所属する国と周辺諸国との戦争や政治的な駆け引きなどの話が出てくると、わりと本格的で面白くて、それがまた魅力的です
主人公が仕える姫様も、凄いドスケベで頭が切れて政治も戦争もめっちゃ出来るので推しです
そのドスケベ姫様の妹姫様は、ねんねで純粋で可愛い姫様で「汚したくないけどそろそろ大人になってもらわないと仕事が進まねえなあ~」くらいの扱いなのも面白いです
ぜひ読んで! とは言いにくいのですが、1人でこっそり楽しむには、もったいない そんな作品です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めちゃくちゃ面白くて最高に好きなんだけど、他人には勧めにくいのがもどかしい
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女騎士隊長に登り詰めた実態がたまの休みにオナニーをして眠るだけになってしまった33歳、独身・性経験無しのメイルを中心に描いた作品。
ブラック体質な職場、男気無し、それ故に未だ処女とファンタジーな世界のはずが現代社会に似通う風情が哀愁漂う。そんなかで下ネタが踊り、語録が弾む。
クッコ・ローセ教官の戦場陵辱語り、くっころ体験談、西のオイスター盗賊団、東のクリムゾン盗賊団などとセンスが切れ切れである。
西と東の盗賊団で受けた内容の違いがよくわかってしまう自分が口惜しい。次巻が3年後になろうともお待ちしておりますので、ぜひ。
北は氏賀Y太、朝凪などが率いた蛮族で、南は魔族でアルゴラグニア(みこしろ本人)が肉体改造してそう。最近、北から774が居なくなったそうな。 -
いやーもう笑っちゃう最高
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主人公と同じような状況になってるので、自分もはたから見たら笑えるんだなと思った。
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他の人のレビュー見ずにタイトル買い(笑)
R18なエロいやつだった(笑)でも、露骨でもなくストレートな描写でもなく、良い意味での乾いた感じでお下劣(笑)
でも、架空の世界観でありながら、たまーに働くって意味でのシビアな世界観や描かれていれて。なんか、好きだわ(笑)
でも、オススメはしずらい(笑)あ、異世界レビューズの作者さんね、納得(笑) -
続きが読みたいけど、来年あたりですかね。
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masha先生が作画担当の『異種族レビュアーズ』や、クール教信者先生が作画担当の『平穏世代の韋駄天達』で、天原先生の漫画家としての凄さが一、二枚ほど突き抜けているのは知っていた
自分の認識が間違っていなかった事は、この『33独身女騎士隊長』で証明された
気にしすぎだ、と女性の漫画読みから言って貰えそうな気もするが、私としちゃ、女性の漫画読みに、このコメディは推薦しづらい、と思ってしまう
正確に言えば、30歳オーバーで、彼氏がいない、仕事が伴侶になりかけている女性の漫画読みには勧められない
面白い漫画は多くの人に読んでもらいたい、と思っている私にも、それくらいのデリカシーはある。自分でも、あったのか、と驚きはするが
ただ、共感できる女性は多そう、と思ったのも事実
男の独身と、女性の独身は、レベルっつーより、次元が違うのかもしれない
雑読家の私は、女性には勧められないって言う気まずさと同時に、面白可笑しさも感じたが、独身女性の漫画読みは、主役であるメイルの焦燥と葛藤に満ちた毎日に、仕事に忙殺される自分の姿が重なり、笑うどころか、同情と自己嫌悪で泣いてしまうかもしれない
逆に、共感で笑っちゃう女性がいるのならば、その人もストレスを溜めない方法がオナニーであり、ストレスが溜まる原因がオナニーを出来ない事なのかも
いや、オナニーが悪いって訳じゃない
それで、ストレスが溜まらず、日々の生活に張りが出て、自分の自信を保てるのなら、それでいい
ただ、ご近所さんの迷惑になるようなオナニーはしない方が良い
若い男子学生なら、オカズにするような元気もあるだろうが、三十路になった男からしたら、隣から聞こえてくる女性の自慰で発する艶めかしい声は、睡眠の妨げにしかならないので
タイトルからして攻めまくりで、キャラもシモ方向に過激なキャラばかりだが、不思議なもんで、ストーリーはさほど下品じゃない
まぁ、これは私が、すっかり、汚れきって、感性が麻痺しているだけで、本当は、学生の漫画読みが読んだら、赤面してしまう内容なのかもしれないけれど
こんだけ、キャラが濃く、ストーリーの密度も高いのに、作品全体は破綻していないのは、やはり、天原先生のバランスを取る力が高いからだろう
そのセンスは、原作を担当している作品からも感じ取れる
絵もさほど下手って訳じゃないので、割と読むやすい。まぁ、『平穏世代の韋駄天達』は、クール教信者先生が作画を担当してくれて万歳、と思っている訳だが
ブラック寄りの、女子キャラが多いコメディが好きな漫画読みなら、抵抗なく読んで笑える作品なので、自信を持ってお勧めしたい
どのキャラも、良い意味でブッ飛んでいて、男からすると好感が持てる者ばかり
続編で、出番が増えたら嬉しいのは、ある意味、一線を踏み越えちゃっている、クッコ・ローセ教官だ
色々と経験している人なので、何か、こう、素朴に幸せになって欲しい、と思ってしまうキャラである
一人身の女性の日常が如何に虚しいか、ってのを笑いに変えている作品なので、女性キャラはこのままの方がイイかも知れないが、一人くらい、幸せを掴んでもいいんじゃないだろうか
当人は、サゲマンなんじゃ、と不安に陥っているようだから、ビビッと来る男性に出会えても、及び腰になってしまうかもしれないが
この台詞を引用に選んだのは、ちょっ、リアルな助言だな、と思ってしまったので
他作品でも同じことだが、やはり、経験豊富なキャラの言葉には、有無を言わせぬ説得力が宿る
読み手を納得させる台詞を使いたければ、キャラは選べ、ってことだな
パートナー関係が長く続く上で一等に大事なのは、心の相性であるのは言うまでもないが、体の相性を蔑ろにしてもいけない
セックスしなきゃ、体の相性が分からないって事はなく、本当に結ばれるべきなら、手を繋ぐだけでも十分、と言ったのは誰だったかな