仕事の「質」と「スピード」が上がる 仕事の順番

著者 :
  • フォレスト出版
3.00
  • (0)
  • (5)
  • (11)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 168
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866802237

作品紹介・あらすじ

「何を、どの順番で、進めるか」で仕事の成果、生産性が大きく変わる !!
プロの戦略コンサルタントが教える!仕事の生産性を劇的に上げる方法

★戦略コンサルのプロが教える 生産性を上げる仕事の順番・進め方
「何をどの順番で行うか」によって、仕事の効率、生産性はまったく違うものになる。
これまで一般向けの仕事術では語られなかった仕事の順番について、戦略コンサルタントが語る。

★仕事で成果を出るのはどっち?
・優先順位をつける前にやるべきことは?
・大量のタスクがあるときに先にやるべきことは?
・上司への質問前にやるといい生産性が上がる方法は?
・仕事の成果が上がりやすい「仕事を振る順番」とは?
……など、目から鱗の仕事のやり方多数。
生産性と効率が驚くほど上がるプロの仕事術をわかりやすく紹介。

★こんな人にオススメ
◎生産性を上げたい人 
◎効率よく仕事を進め、成果を生み出したい人 
◎フレームワークを使っても仕事の成果があがらなかった人 
◎プロジェクトのミスや失敗を減らしたい人 
◎部下、新入社員の仕事の質を上げたいと思っている人……など

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 仕事術の本です。
    仕事ができる人は、仕事を進める順番を事前にしっかり考えるものだとして、どのように仕事を進めていくかを解説した内容です。
    著者が巻末で「内容は、とても基本的で本質的なもの」であり、「何も目新しくない」と述べているとおり、確かに既視感があるような印象です。ただ、著者は、自身の業務経験から、同じ方法論でうまくいくという確信があったということです。やはり、仕事の本質というものは、決して奇をてらったものではなく、基本に忠実なものなんだろうと思います。
    本書の核として「GRAPH」という仕事の進め方を紹介していますが、その内容に、リーダー・実行者・相手という3者の視点を交えて考えていくための仕組みだという点は、新鮮でした。この考え方は、今後も大事にしたいと思います。

    ▼仕事ができる人と仕事ができない人の間に、仕事の進め方に対する明確な違い「仕事を進める順番」がある
     仕事ができる人は、仕事を始める前に「しっかりと考える」
    ▼仕事の質を高め、周囲からの信頼を得るためには、「作業時間を見積もる力」に裏打ちされた「納期を守る姿勢」が極めて重要
    ▼仕事を推し進める5ステップ
    G:Goal 目的・目標を定める
    R:Route 道筋・打ち手を考える
    A:Agreement すり合わせる
    P:Progress 実行する・進捗を管理する
    H:Harmonize 調和させる
    ▼「目的・目標(G)」について自分自身でしっかりと考えることに始まり、その内容が完遂されたかどうかを自分自身で振り返り調和させる(H)ことで終わる。これはリーダーの目線
     いろいろな外的要因を踏まえて実行可能なやり方を計画(R)し、その通りに実行(P)していく。これは実行者の目線
     その真ん中に、相手とすり合わせを行い合意する(A)がある。これは、相手の目線で考えるということ
     「GRAPH」という考え方は、リーダー、実行者、相手という3つの目線をしっかり切り替えていくという仕事の進め方
    ▼誰かに「仕事を振る」前にやっておくべき5つのこと
    全体像を把握する
    どのカタマリをお願いするのか決める
    伝えるべき情報を明らかにする
    ・最初の工夫は「全体感をどこまで伝えるか」。相手の状況に合わせて、あえて「伝える情報を制限する」ことも大切。
    ・次の工夫は「前後関係を明確にする」
    ・最後の工夫は、納期と品質
    進捗を確認する
    感謝を伝え、褒める

    <目次>
    第1章 仕事ができない人は何が間違っているのか?
    第2章 仕事を進める基本の型「GRAPH」
    第3章 仕事の質とスピードを上げる「終わらせる」順番
    第4章 会議・ミーティングの順番
    第5章 ミス・失敗を減らす仕事の順番
    第6章 仕事を円滑に進めるスキル

  • 基本的が網羅されている。目新しい情報はなかった。

  • 仕事のできる人に独自のノウハウはない。目標設定→道筋設定→(確認)→実行→振り返り、をしっかりと行なっているだけだという。

    できる人と普通の人の差は、振り返りではないか。働いている大抵の人は、自然と振り返り以外のことはやっているはずである。忙しいと振り返る時間すら惜しいと感じるが、それができるかできないかが、後に大きな差を生む。

  • 読了。当たり前に思えることを当たり前に行うこと。これが何よりも難しい。この本はその当たり前が多く書かれている。しかしながら、どのように行うのかも細かく書かれていると感じた。だからといって自分の認識からこぼれ落ちてしまっていたようなことも多く書かれている。

  • 仕事術の本。
    奇をてらった内容や、ドラスティックな内容が書かれているわけではなく、極めて常識、定石的な内容が書かれている

    メモ
    ・仕事を進める基本の型 GRAPH
    goal目的を定める
    route道筋打ち手を考える
    agreement擦り合わせる
    progress 実行する、進捗管理する
    harmonize 調和させる

    ・会議に先駆けて、目線をそろえておく
    ・アイデアを出し切ってから掘り下げる
    ・話し方の順番
      前提を揃える
      結論
      根拠
      補足情報
      促したいアクション
    ・仕事を振る前にやっておくこと
      全体像を把握する
      どのかたまりをお願いするのか決める
      伝えるべき情報を明らかにする
      進捗をかくにんする
      感謝を伝え、褒める

  • 真新しい内容では無いが、本質的で普遍的な「仕事を進める原則」を平易な言葉で説明してくれている。若手向けに書いていると思うが、40代の自分にとっても気づきはあり!まずは筆者推奨の5つのステップを、実施仕事する時にふと思い出してみようと^_^

  • ・「重いタスク」と「軽いタスク」、どちらを先に終わらせるべきか?
    ・大量のタスクがあるときに、「先にやるべきこと」とは?
    ・会議の生産性を上げるために「会議前にやっておくべきこと」とは?
    ・上司への質問の前に、何をすれば生産性が上がるのか?
    ・部下のミスに対処する際に、気をつけるべき順番とは?
    ・チームとして仕事の成果を上げるための「仕事を振る」順番とは?



    まあ段取りだわな。ほぼわかっていた。

    この本は部下に読ませよう。

  • 第1章 仕事ができない人は何が間違っているのか?/第2章 仕事を進める基本の型「GRAPH」/第3章 仕事の質とスピードを上げる「終わらせる」順番/第4章 会議・ミーティングの順番/第5章 ミス・失敗を減らす仕事の順番/第6章 仕事を円滑に進めるスキル

  • 『仕事の基礎力』は参考になるところが多く、同じ著者ということでこちらも購入。より高所である仕事の進め方についての主張から、1つは自分の行動に落とし込めるものを探したく購入。アウトプットとアウトカムの違いは参考になった。物事を進めるとき、それらを区別して定義したいと感じた。
    『仕事の基礎力』よりは具体に落ちる内容が少なかった。書籍の位置付けとしては当然だが、自分の身になるという観点ではそちらより効用が低そうなので星3。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

株式会社ギックス取締役/共同創業者
1977年生まれ。2000年、関西学院大学総合政策学部卒業。商社系SI企業に入社。米国ソフトウェアベンチャーへの技術研修員派遣により、サンフランシスコ勤務。2004年、アクセンチュア株式会社戦略グループ入社。通信業、製造業、流通・小売業などの多様な業界の事業戦略立案からSCM改革、業務改革に至るまで、幅広い領域での戦略コンサルティングプロジェクトに参画。2011年、日本IBM株式会社入社。ビッグデータのビジネス活用を推進。2012年、株式会社ギックス設立。取締役に就任。戦略コンサルティングとデータ分析を融合した、効率的かつ実効性のあるコンサルティング・サービスを提供。2021年、東京証券取引所マザーズ市場(現・グロース市場)に新規上場。著書に『一番伝わる説明の順番』(フォレスト出版)などがある。

「2023年 『思いつきを価値あるアウトプットに変える 思考の手順』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中耕比古の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×