作品紹介・あらすじ
第4回戦ジャック・ザ・リッパーVS
ヘラクレスの死闘過熱‼
人類の悪意と神なる正義の真っ向勝負‼
感想・レビュー・書評
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ひたすらに耐え、「正しさ」に殉じ、常に全力の攻撃を繰り出す闘神・ヘラクレス
ありとあらゆる小細工を駆使し、奇手で追い詰め、相手を恐怖させることを何よりも楽しむ悪人・ジャック・ザ・リッパ―
判り易いくらい、対極にいる人と神のタイマンだからこそ、より面白いんですよねェ
性質的に、ジャックに好感を持てないのは当然の話なんですけど、ここまで、純粋悪に到達していると、ただただ、凄いなぁ、としか言えません
梅村先生、よくもここまで、どす黒いキャラクターを生み出しましたね
卑怯な手を使ってくる相手だと判断できるからこそ、何をしてくるのか、判らない、と恐れさせる戦い方は勉強になります
もっとも、そんなジャック・ザ・リッパーの悪意に、まるで臆さず、自分の寿命が削れるのも承知で、強烈な大技をぶっ放せるヘラクレスもまた、逆に怖いんですけどね
話の中で、マルスも言っていますけど、ヘラクレスを最強としているモノは、異様なまでに打たれ強い肉体や、鍛え上げられた体躯に宿る剛力、試練を乗り越えた末に会得した「十二の災禍と罪過」じゃなく、どれほどの窮地に追い込まれようとも折れる事ない強靭な勇敢さでしょう
人を守る、それが正しき行為、と生まれながらに信じているからこそ、こんな無茶する性格になったのかも知れません、ヘラクレスは
マルスと真正面から殴り合い、ゼウスに対して、交換条件を出せる剛毅さには、開いた口も塞がらなくなります
ヘラクレスは単なる怖いもの知らず、じゃないんでしょうね
死にたがり、じゃなく、守るために生きる覚悟があるからこそ、どんな敵にも立ち向かっていけるのでしょうか
この(6)で、ジャック・ザ・リッパーが、まさかの方法と凶器で、そんなヘラクレスを大ピンチに追い込んでいます
間違いなく、次巻で決着となるでしょう
環境によって怪物となった、ジャック・ザ・リッパーの類稀なる悪意が、ヘラクレスの高潔な心を恐怖に染めてしまうのか、それとも、瀕死状態に追い込まれようとも挫ける事のないヘラクレスの心が、逆に、ジャック・ザ・リッパーに恐怖を教えるのか
一体、どっちが生き残るんでしょう
もう、楽しみ過ぎます、(7)を読むのが
この台詞を引用に選んだのは、その通りだな、と納得できたので
痩せ我慢、ちっぽけなプライドは男にとって大事なことです
けど、ヘラクレスの言う通り、死んでしまったら元も子もありません
自分のためじゃなく、他人の為の強さを欲するからこそ、ヘラクレスは、役に立てなかった、その悔しさも飲み込んで、体を大きくするべく、肉を取ったのでしょう
強くなりたいのなら、自分の勝手な都合はひとまず、脇に退ける、それが出来るのも大切なのかもしれません
「分かってる・・・・・・いくら強くなりたくても、死んでしまったら、意味がないからな」(byアルケイデス)
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ヘラクレスとジャック・ザ・リッパーの誕生秘話回。特にジャック・ザ・リッパーの正体とその生い立ちは実に興味深いものだったが、なぜ神の攻撃をそれなりに捌けるのかは相変わらず謎のままだ。
そして、最後にまたしても最凶のブラフが炸裂。これ倫敦の街そのものが神器なんじゃ……決着の次巻が待たれる!
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新刊棚で見かけた「初めてなんですよ。神様を殺すのは」の帯に撃ち抜かれて試しに1巻買って、読了後2~最新刊の6巻まで買いに走ったよね。
最近流行の(?)古今東西歴史人物やら神様やらが出てきて戦うタイプと言って良いかと思いますが、問答無用で面白かったので問題ナッシング。
だって心に小5男子が棲んでいるから。
読む際に、推しキャラが肉片になることを覚悟して読む必要はあるけど。
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息子から渡された漫画。
ここでヘラクレスの生い立ちと神に成った理由、
ジャックの過酷な生い立ちと
殺人鬼になった経緯が回想で描かれている。
押しまくるジャックに
ヘラクレスは第一の神の御業を放つ。
しかし、この神の御業にはリスクあり…
ジャックの反撃に翻弄されるヘラクレスは
第六の御業で攻撃を止めるが
ジャックはへラクレスのオーラを見てテンションが上がる。
ヘラクレスは第七の御業を放つが…?
ジャックの過去が涙を誘う、
健気ないい子だったのに、
なまじオーラが見えるから…
そんなジャックはなかなかの頭脳プレイヤー
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今までの人間に比べて、なぜ彼がそれほど強いのかが分からず、すんなり入ってこない。
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ヘラクレス対ジャック・ザ・リッパー。流石にマンネリ化を感じざるを得ない。互いの攻戦・防戦、過去の回想に陥るのは仕方がないけど、もう少し意外性、スマートさなんかがあると楽しめる。
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【あらすじ】
第4回戦ジャック・ザ・リッパーVSヘラクレスの死闘過熱‼人類の悪意と神なる正義の真っ向勝負‼
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著者プロフィール
アジチカ: 『嶌国のスバル』(講談社)作画担当(カトウチカ名義)。高い熱量を持つ絵柄は読者の心を熱くする。小5男子を心に飼っている。
「2020年 『終末のワルキューレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」
アジチカの作品
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