作品紹介・あらすじ
史上最強力士 雷電為右衛門と印度最強破壊神 シヴァのステゴロバトル超過熱!! 雷電の真の力が解き放たれる一方で、明らかになるシヴァが印度神界の頂点に立つまでに辿った激闘の軌跡とは!? 漢たちは互いの『誇り』を守るため、拳と拳をぶつけ合う!!
感想・レビュー・書評
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雷電vsシヴァの素手喧嘩は、実に熱く、激しく、爽快感に満ち、何より、面白い! 破壊者と破壊神の殴り合いは、もはや、レベルが違いますね。
生前は抑えるしかなかったために、雷電は一度も、全力を出せませんでした。
しかし、今、戦乙女三女・スルーズと神器練成を果たした事で、彼は自身の筋肉を自在に操作できるようになり、シヴァの肉体をも破壊する桁違いの腕力、握力を発揮できるようになりました。
雷電の戦い方、そのスタイルを見ていると、やっぱり、力士として全力を出せなかったんだろうな、と感じられます。相撲が劣っているとは言いませんが、雷電が全力を出せるのは、総合格闘技系かプロレスだったのかも知れません。
ただ、シヴァ相手に躊躇なく、全力を出している雷電ですが、どこか、つまらなさそうにも見えます。もしかすると、「壊れんなよ?」、この台詞はシヴァの体を案じている訳じゃなく、心が壊れ、自分が楽しむ前に降参してくれるなよ、みたいなニュアンスなんでしょうか?
もちろん、シヴァだって、一歩も引きません。
何故なら、彼はこれまで倒してきたライバルらの想いも背負って、インド神話界最強の立場に君臨しているんですから。
自分が負ける、つまり、最強じゃなくなるのは、自分に全てを託してくれた親友の気持ちを無駄にしてしまう。シヴァにとって、死よりも恐ろしいのは、敗北なのでしょうね。
そんなシヴァに対し、雷電の本気が、どこまで引き出されるか、楽しみです。
同じくらい、どうなるのか、ワクワクが止まらないのは、釈迦とロキの確執ですね。ほんと、沖田総司は、釈迦とロキ、どっちとタイマンを張るんでしょうかね。どっちと戦っても、楽しい事になりそうですけど。
この台詞を引用に選んだのは、男同士の友情にグッと来たので。
マブダチだからこそ、自分の全力を受け止めてもらえるのが何よりも嬉しい。
マブダチだからこそ、自分に気を遣って、嘘を吐かれてしまうのが辛すぎる。
こんな風に、本気で怒ってくれる親友がいて、シヴァは本当に幸せですね。
ルドラほどの強い男から、「最強」を託されてるんですから、シヴァが底抜けに強く、同時に、どれほど追い込まれても諦めないのも納得です。
こんな風に、人間臭い部分を神に感じさせてくれるからこそ、この『終末のワルキューレ』は最高なんだな、と実感しますね。
「いいか、シヴァ・・・全力で向かってくるヤツには、最後まで全力を尽くせ。命がけで闘“や”る相手に手を抜かれるのはな、死ぬことよりも、ずっと辛えんだよ!」(byルドラ)
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息子から渡された漫画。
試合会場外で釈迦がロキ(北欧の神)や
天界処刑人の七福神たちに囲まれ不穏な空気。
釈迦の助太刀に佐々木小次郎や沖田総司らが入るが、
ここでゼウスとオーディンが仲裁に入り事無きを得る。
ゼウスが試合会場に戻ってみれば
雷電が印度神話の最強神シヴァの腕を握りつぶしていたΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
しかしシヴァも1116柱(神)の想いを背負っていて
熱い闘いに熱い思い出が蘇る。
毎回キャラクターの過去が回想として描かれてるが、
今回はシヴァで印度神界のてっぺんに
辿り着くまでが長く描かれている。
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引き続きシヴァ対雷電為右衛門。で、シヴァの回想。いつものシーソーゲームからどういう結果になるのか…という単純明快なストーリー。余計に考えさせないので頭が楽だ(笑)。シヴァのファンが増えそう。
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【あらすじ】
史上最強力士 雷電為右衛門と印度最強破壊神 シヴァのステゴロバトル超過熱!!雷電の真の力が解き放たれる一方で、明らかになるシヴァが印度神界の頂点に立つまでに辿った激闘の軌跡とは!?漢たちは互いの『誇り』を守るため、拳と拳をぶつけ合う!!
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感想は最終巻にまとめて記載予定です。
著者プロフィール
アジチカ: 『嶌国のスバル』(講談社)作画担当(カトウチカ名義)。高い熱量を持つ絵柄は読者の心を熱くする。小5男子を心に飼っている。
「2020年 『終末のワルキューレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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