今日からCITY HUNTER (9) (ゼノンコミックス)

著者 : 錦ソクラ 北条司

• コアミックス (2021年8月20日発売)

作品紹介・あらすじ

原作には登場しなかった新たな敵・処刑人シュタイナー。彼の次なる標的は獠たちだった!! 囮として捕らえられた香・美樹・沙織。彼女達を助け出す為、獠・海坊主・JJが手を組み、敵地へと乗り込む!! ファン歓喜の最強３人組結成!! 緊迫の展開に目が離せないコミックス第９巻!!

感想・レビュー・書評

[猿山リムさんの感想 · 2021年11月24日]

　９巻なので基本構造は割愛。
　前巻からの続きのオリジナルストーリー。
　麻薬組織を追う流れ。
　次巻へ続く。

　中高生が描いた、エロじゃない同人作品のような展開。
　描きたいシチュエーションを優先して詰め込んだけど、無理矢理感に気づいていない感じが・・・。
　敵のボスは何がしたいのか・・・こんなバラエティ番組みたいな仕掛けをしても何のメリットもない気もするんだよね。
　辺鄙な場所で、特殊な仕掛けを施して、それを回線で繋ぎ映像を見られるようにして・・・それだけでも不自然なのに・・・。
　人質同士が会話できるような配慮も欠かさない。
　・・・でもそれなら・・・。

　小学生向けのマンガのようなテンプレートが残念。
　コレが、転生の謎の大きな仕掛けの伏線になっているならアレだけど・・・。

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2021年9月18日]

新型LSDを広める新たな敵、処刑人・シュナイダー。敵対したリョウたちに容赦なく襲いかかる。敵の本拠地へと乗り込んだリョウ、海坊主、JJ。しかし、そこに待ち受けていたのは、香たちの命を賭けた罠だった！

リョウたち3人は分断され、元親衛隊の3人と戦うことに。それぞれの魅せ場が描かれる王道展開！ここでオリジナルキャラのJJと沙織がハマるのがいいよね。リョウとJJの息ピッタリなガンアクションも見惚れるカッコよさ。香のトラップはこういう時に役に立つね。「危なかった」は敵の部下が言いたいセリフかも(笑)

美樹を助けるために立ち止まらない海坊主。銃を封じられても、その鉄拳と肉体で問答無用に制裁するのが気持ちいい。強化アクリルの壁では二人の愛は引き裂けない。過去に因縁を持つJJとレイジの戦いも白熱。盾使いというのがまた新鮮。沙織の言葉で目覚めた死を呼ぶ白狼は彼女を救うことができるのか。

JJとリョウの元親衛隊戦の決着は持ち越し。その先にはシュタイナーも。次巻で終わるのか、それとも波乱の展開が待ち受けているのか。次巻は2月ということで今から待ち遠しい。

著者プロフィール

錦ソクラ: 代表作に近代麻雀で連載中の「一八先生」で話題の作家。

「2020年 『今日からCITY HUNTER』 で使われていた紹介文から引用しています。」