- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867320273
感想・レビュー・書評
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若いお嬢さんの2年間を詰め込んだ歌集。明るくて瑞々しくてときどきほろ苦くて。元気に生きてるのが眩しい歌集。
お引越しの歌で好きだったのは
土地勘が追いついてきてバスよりも歩いた方がいいと分かる日
日常の歌で好きだったのは
泳ぐとき、歌うときする短くてたしかな息継ぎに祝福を
恋の歌で好きだったのは
どちらかが死んだとしてもそのことをきっと知らせることができない -
帯の表題作に撃たれて購入。
「わたしもう、夏の合図を待っている
冬至の長い夜からずっと」
冬至から段々と日が長くなって夜は短くなっていく。季節が自分を後押ししてくれていると思いながら大好きな夏を待っている自分の心の内を見透かされた気がした。
住み慣れた大好きな街を離れ、新しい街で暮らし始めたこの春。帰りたくて心折れているけれど、新しい街で踏ん張ってみようと思えた歌集。
思い出の歌集になりそう。
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連作という形で好きだなぁって思ったのが「あかるい花束」と「空っぽの花器」で、どちらも寂しいんだけど寂しくない、ちゃんと折り合いがつけられている感じが優しくて好き。
どこを読んでも良いし、連作は連作として読んでも良い。短歌好きだな。 -
やっぱり岡本真帆さんの短歌がとびきり好き
世界の見方が楽しくて綺麗で同じ目を持ちたいし一緒に散歩したくなる
いつか観た映画を深夜流すときあの日のきみが座る 隣に -
初めて歌集を買いました♪
こんな素敵な感性だったらもっと日常楽しいだろうなあ^^ -
第一歌集と比べて、なんだか肩の力が抜けているように感じた。第一歌集はもう少し力んでいたとこがあるというか。
河川敷で座りながらのんびり読みたい歌集。
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