中国臓器移植の真実 -美談報道の裏で何が起きていたのか-

  • 集広舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867350065

作品紹介・あらすじ

【本書の紹介】
臓器提供者は誰なのか。美談報道の裏で起きていた戦慄のジェノサイド──
中国医療の闇をあばく、SMGネットワークからの渾身の告発書。

感想・レビュー・書評

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  • 何十年か前、臓器移植がいろいろと話題になりはじめたころ、ある大学の先生が「。あれは西洋の感覚だねーっ、われわれ東洋人にはあの発想はない。」とおっしゃってこといたことを思いだす。それはキリスト教では霊魂と肉体は別物であり、霊魂が大事なのであって、肉体は二の次、だから他人の体であっても利用できるものは利用しようと考えるのではないか?という考えだったと思う。
     この本を読むと東洋と西洋とかそういう問題ではなく、臓器提供者の尊厳をいかに守ることが大切かということである。言い換えれば、尊厳が守られていない人を大量に生産することができれば、臓器移植は大変効率の良いビジネスになるということである。臓器移植の先進国のアメリカであったはずなのに、今や中国こそが臓器移植先進国のようである。
     死刑囚、法輪功、ウィグル人と次々と臓器移植の犠牲になっているようだ。他の本もあわせてよむと、安いファッション、綿花などさまざまなウイグルで生産されるものが中国の富となり、ウイグル人には還元されていないようだ。

  • 東2法経図・6F開架:490.1A/N95c//K

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著者プロフィール

外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。公益社団法人隊友会理事、東京国際大学特任教授。著書に『ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか』『アメリカはいつまで超大国でいられるか』(ともに祥伝社新書)、『昭和天皇の苦闘 巡幸と新憲法』(勉誠出版)『「美し国」日本の底力』(共著、ビジネス社)など、多数。1936年、東京生まれ。

「2022年 『日本と台湾 なぜ、両国は運命共同体なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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