【小説33巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅻ」

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867940228

作品紹介・あらすじ

「このライトノベルがすごい!2023」(宝島社刊)単行本・ノベルズ部門第1位!殿堂入り!シリーズ累計900万部突破!(電子書籍を含む)「第五部 女神の化身」ついに完結!大人気ビブリア・ファンタジー最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • 終わった、面白かった。非常に満足。
    なんならこれから先も読みたい。残りの貴族院の生活も見たいし、
    図書館のできていく姿もみたい。
    ラストの全て丸く収まって、本当の家族で大団円
    しかもフェルディナンド付きで、ええおさまりっぷりだった。
    ローゼマインが若紫で
    フェルディナンドが光君的な異世界源氏物語で
    ホグワーツもあって、
    あらゆる書物やら物語のいい影響と
    痒いところに程よく手が届く、ラノベの良いところも読めて
    ほんとに良い作品であった。推せる
    そして、布教したくなる(笑)ていうか
    すでに数名に布教、読み始めてくれているw
    短編と外伝ふくめ36冊、20日で1巡目一気読み、
    さらに2巡、第五部は3巡しといた。
    個人的にはメンタル弱ってた時期に読めて、
    大変いい癒しになった。

  • 完結!

     予想通りの終わり方、予想通りの登場人物達の成長、予想通りの甘め要素マシマシ。いい。

     人に薦めたくなるシリーズ、長いけど。
     どうやら、この後も、短編集やらスピンオフ?やらで、続巻する模様。蛇足にならなければいいが…。

     しかし、見事な伏線回収。個人の転移陣しかり、グリトリスハイトのローゼマインだけ公開しかり、そして、記憶を探る装置しかり。
     フェルディナンド様の心の変化を一気に見せるための伏線だったか、と思わせる程の見事さ。

     もう一回、初めから読み返さねば。

  • とうとう完結。完結にふさわしい大円団。
    WEB版よりいっぱい話が追加されてて、いままでの名シーンも、最初からのほとんどの人たちも全員登場で、大満足でした。
    引越し話や、みんなとのお別れの挨拶。そしてなにより2人の義母からの叱咤激励に感涙。
    何度も読んだルッツのエピローグが大好きです。

  • 379ページ
    1200円
    4月17日〜4月20日

    終わってしまった。この一言に尽きる。33巻にもなる物語を読み終えた爽快感と喪失感で胸がいっぱいになる。早く読みたいけれど、読んでしまうと終わってしまうから、ゆっくり読みたいという葛藤の中、丁寧に読んだ。
    これまでぶつかってきたすべての物事が、こんなにスムーズでいいのかと思えるほどにスムーズに流れていった。エーレンフェストとの別れが悲しくもあり、アレキサンドリアでの新しい生活が楽しみでもある。今後のフェルディナンドとの甘い生活を別の話でも良いから読んでみたい。

  • シリーズ本編の完結巻
    WEB版では完結してるけど、連載当時は書籍化のSS、マンガのSSなど仕事が立て込んでいて
    必要最小限の最短でラストまで持っていったので随分と端折った部分があったようで
    今巻では2/3が書き下ろし
    追加された部分は、プロローグのフェルディナンド様視点での古代魔術の復元、婚約式後からエーレンフェストでのあれこれを経てアウブのお披露目のところまで
    そして最期はWEBにもあるルッツ視点の帰宅

    特典SSはアウブになるトラオクヴァール視点
    ドラマCD特典は帰宅の後のエーファ視点


    プロローグのフェルディナンド様視点
    WEBでも記憶を覗く魔術具を使ってた時のフェルディナンド様の焦り具合から、結構ヤバかったのだろうとは思っていたけど
    フェルディナンド様視点だとそのギリギリ感がよくわかる
    まぁでも何だかんだ言ってフェルディナンド様ならなんとかしてくれるという安心感はマインだけでなく読者も抱いている認識ですけどね

    ってか、呪い返し!
    まさかこれまでの祝福がこんなところで出てくるとはね
    ふぁんぶっくのQ&Aでも、「~~の時点では」という条件付きの回答だたな
    ただ、このやり取りの意味がよくわからぬ
    過ぎた祝福は時には呪いになるのであれば、フェルディナンド様が受けた祝福をローゼマインに返すのは却ってよくないのでは?
    返した対象が神々で、フェルディナンド様はローゼマインのために祈ったのであればそれもまた過ぎた祝福に繋がる気がする
    うーん、よくわからん

    メスティオノーラが嘘を吐いたというのも気になる
    何を隠したかったんですかねぇ?

    あと、全属性のやつはフェルディナンド様もできるようになったんだな
    見たのは別れの際とツェントの就任のとき
    メスティオノーラの書には載ってないはずなので、それだけで見取ったって事か?

    WEB版を読んだときにも気になった、名捧げ石を返してもらわない理由
    「シュツェーリアの盾」の意味
    自制心の問題?かとも思ったけど、フェルディナンド様がまさかそんな軽率な事するとは思えないんだけどね
    それとも神々への牽制の意味もあるんだろうか?
    ローゼマインが死ぬとフェルディナンドも逝く事になるので、アレキサンドリアが立ち行かなくなるぞという
    あと、フェルディナンド様への名捧げ組への牽制?
    騎士団長云々のところで、エックハルトから背中から刺される事を想像しちゃってるローゼマイン
    そんな事はないけど、フェルディナンド様のためにローゼマインを害しかねない名捧げ三人組への牽制
    どんな意味なんでしょうね?
    まぁ、フェルディナンド様はとりあえずローゼマインに名を捧げていたいという想いなのは確か


    婚約式でボニファティウスが来て、ヴィルフリートが留守番と言った背景
    実はヴィルフリートの存在はどっちでもよくて、シャルロッテが礎の魔術を継承したのが一番の理由でしょうね
    今までは、ジルヴェスターが城を離れるときはボニファティウスがいなければいけなかったし
    ツェントの就任式は次世代であるシャルロッテの参加が優先
    そんな事情があったのではなかろうか?


    婚約式のフェルディナンド様の衣装の説明
    WEBではグルジアだけど、書籍ではジョージアになってる
    数年違いですけど、時代ですねぇ


    騎士団長を巡るのあれこれ
    確かにコルネリウスでは荷が勝ちすぎてるからなぁ
    だからといって、エックハルトがローゼマインの側近に移籍するとなると、エックハルトから背中から刺されるという妄想
    これは比喩表現なのか、それとも本当に刺されるイメージをしてるのか?
    ま、実際にそんな事したら処罰されると思うし、しないと思いたい……
    いや、でもヴェローニカと刺し違えてもとか思っちゃうエックハルトだからな
    こんな危険性を排除するためにもフェルディナンド様がローゼマインに名捧げしておきたいという理由もありそうなんだけどなー

    書き下ろしのエーレンフェストでの各種別れ

    エルヴィーラの激励のシーンは入っていてよかった
    王族との養子縁組のシーンもボロ泣きだったけど、今回はそれ以上だよ
    アーレンスバッハに行ってしまったフェルディナンド様が、せめて物語の中だけでも幸せになって欲しいという想いから生まれたフェルネスティーネ物語
    でも実際は以上の結末じゃね?
    貴族の結婚、特に上位になればなるほど政略であることが当然なわけで
    お互いに家族になりたいと思う同士の結婚なら、そりゃぁ最高と言ってもよい関係でしょうねぇ

    ふぁんぶっくでも言及されていたデリアのエピソード
    まさかここでディルクの従属契約が出てくるとは思わなかった
    すっかり忘れてたよ
    自ら犯した過ちの結果、孤児院からは一章出られない立場になってしまったけど
    ディルク個人への執着から孤児院の子全てへの家族愛へと導いたということですね
    ヴィルマとは違った孤児院の母親的な慕われ方するんだろうなぁ


    フロレンツィアとの別れ
    フロレンツィア視点だと、嫌われてるかと思っていたという勘違いもさもありなん
    貴族の、特に領主一族の女税として社交を学ぼうとせず、神殿にこもりたがり、仕事も既存の慣習を壊して独自の方法を貫き通す
    それでいて我が子達を助けてくれるという聖女
    ヴィルフリートは白の塔の一件だけでなく、次期領主でいさせるために魔力の釣り合い関係なく婚約させたり、他にも色々
    シャルロッテは拐われたのを自らの危険を顧みずに助けてくれたし
    メルヒオールに対しては劇的なものはないけど、遥かに高い目標として君臨したし、神殿長を引き継ぐことで次期領主として必要な条件を整えてくれた
    さらに、今もなお服をお揃いにしてエーレンフェストとの繋がりを持とうとしてくれているわけで
    既存の貴族の常識では測れない思考だからこその恩義ですね
    我が子達が一番なのは違いないだろうけど、ローゼマインの事を心配する気持ちに嘘はないんだよなー


    図書館の閉鎖とラザファムの今後
    ラザファムも実は過激派だったとはね
    エックハルトの思考もやヴェけど、ラザファムお前もだったのか……
    ってか、白の塔を避難場所に挙げるのも、やはりローゼマインは普通の貴族の発想ではないという事なんだろうな
    でもまぁ、顔色の悪い王族のところで本を一日2冊と言っていたように、幽閉されていても本が与えられればそれはそれで生活レベルは下がらないという意識なんでしょうねぇ


    リヒャルダとの別れ
    やはりリヒャルダも母のような存在だったのだなぁ
    周囲の人を例えたときに、エルヴィーラとリヒャルダを暖まれるけど近づきすぎると火傷するという暖炉を挙げていたように
    エルヴィーラと同じくらいの関係性なんだよなー
    公私のけじめをつけるといいつつ、ちゃんと貴族なりの「私」を与えてくれる存在だよな


    他領のアウブになることが決まっても、養子縁組を解消しなかったというのが個人的な泣きツボ
    他の領地から見たら、お互いにうしろだてと利益の供与のためと思われるかもしれないけど、やはり養子であってもちゃんと家族としての絆を結んでいたのがわかる
    ローゼマイン視点では、自分を消す事が手っ取り早い解決策なのに色々な面倒事を被ってくれていたジルヴェスターに恩義を感じているし
    ジルヴェスターも自分の判断で平民のマインに重責を負わせていることに責任を感じているし、だからこそ無責任に厄介事を自分たちの都合の良い感じで押し付けてくる王族への反感があるんだよな

    ローゼマインの意識としても、他領だけど身内とか思ってそう
    フェルディナンドもジルヴェスターにだけは近しい感情を持ってるかもしれないけど、それ以外に関してはストイックに対処しそうな気がする
    でも、先代領主から託されたのはエーレンフェストそのものなので、アレキサンドリアを優先しつつもある程度の手加減はするのだろうか?


    それにしても、最後までジギスヴァルトはやってくれる
    スピンオフのハンネローレ五年生でもまだ意識が直ってないようだし
    ドレヴァンヒェルの領主一族枠で嫁取りディッターに参加したアドルフィーネ様にボッコボコにされて欲しいな
    もしかして、男女差があっても育ち方の意識の違いがあるので、素でアドルフィーネ様の方が強い可能性もあるな


    未成年アウブは前代未聞で最年少
    礎を奪うこと自体はシュタープを得ていなくとも可能なのではなかろうか?
    鍵の魔力登録もできるし、神殿の入り口から礎の間にも行けるし、礎を魔力で染めるのにシュタープが必須というわけではない
    領主としての仕事ができるかというのがネックでしょうか
    場合によっては魔術具を使えば領主仕事ができないわけではないのでは?
    政変前の領主候補生の授業でも箱庭を使っていたわけで
    シュタープを使わなくとも魔術具を使えば似たような事ができそうな気がする
    それとも、箱庭そのものがシュタープを必要としない勉強用の魔術具なのか?
    となると、実務には最高神の名とシュタープが必要なんだろうか?
    メダル廃棄には最高神の名が必要だけど、昔はフェルディナンドがローゼマインに予習させたみたいに「ここで最高神の名を唱える」と代用して実技まではやらなかったとか?

    まぁ、いずれにしても今後はシュタープの取得時期も成人の直前になるだろうし
    未成年アウブが誕生しようがないでしょうね


    皆に見せつけるように唱えるグルトリスハイト
    ローゼマインのメスティオノーラの書は分厚い本ではなくタブレット型だけど、挿絵を見る限り背面の装飾は他に準拠しているって事でよいのだろうか?
    政変前にツェントが使ってるグルトリスハイトを見たことのある人とかいるだろうし
    エグランティーヌのグルトリスハイトとも違うという難癖をつけてくる輩がいそうかな
    でも、「女神の化身ですから」とか、「私のグルトリスハイトはこの形なのです」とか言い訳しそう
    図書館のメスティオノーラ像に魔力を収めれば形だけのコピーと呪文は知ることができる
    後は個々人がイメージする形で変形できるって事だろうか?

    そもそも、知識としては不足ないだけの記述がなされているので、本当に現在のアウブの中でユルゲンシュミット内の情報に一番詳しいでしょうね
    ただ、メスティオノーラの書への追記はメスティオノーラの編集の手が必要なので、どのくらいのタイムラグがあるのか不明
    政変で亡くなった人達の持ってた知識ってローゼマインのには書かれてるのかな?
    ふぁんぶっくに書かれてあったっけ?

    まぁ、本物かどうか疑われる可能性もあるけど
    国境門が光っていた事情とか知らされて、目撃者もいるので信じざるを得なくなるわな



    貧しい平民の病弱な子が、国のトップであるツェントから名を捧げられて一領地を治める
    実質、国を自由にできる立場という上り詰め方
    さらに、自らの欲望の本と、前世の後悔から現世の家族も再び絆を取り戻す
    タイトルの本好きの下剋上の回収完了ということですねー


    帰宅はWEB版でも何度も読み返してるけど、毎度の事ながら泣ける
    これまで歩んできた家族の繋がりと、それを羨望の眼差しで見守ってきたフェルディナンド様
    貴族としての家族ではなく、マインの思う家族になれてよかったですねぇ
    ってか、アーレンスバッハの供給の間でのファルディナンド様救出後はタイトルが「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」から、「魔王の暗躍~ローゼマインの家族同然から家族になれるならいかなる策謀をも問わぬ~」になるのが読者にはわかる
    エルヴィーラ様の思うフェルディナンド様の幸せ以上の幸せな状況を読者は知ることができるのは役得


    この一冊を通じて終始号泣してたわけだけれども
    ドラマCDのSSが帰宅後のエーファ視点でさらに泣ける



    それにしても、今後のアレキサンドリアはどうなるんですかね?
    ユルゲンシュミットで印刷される全ての印刷物はローゼマインに納品されるし、中央の書物も特権を利用して写本させるだろうし、図書館は比較的早くいっぱいになる気がするんだが……
    となると、図書館の増築が必要になるなぁ

    ドレヴァンヒェルや旧ベルケシュトックが「知」の領地とされたように、アレキサンドリアも違った意味で知識の領地になるんだろうね
    いわば国会図書館のように、既に一般では流通していない書籍を閲覧できる状況というのは歴史を研究する上でものすごいアドバンテージですしね

    でも、納本制度の契約はエーレンフェストでは領主の他にローゼマイン名義で交わされてたけど、今後はどうするんですかね?
    アウブ・アレキサンドリア名義でするとローゼマインが引退後も領地としては有利だけど、それをローゼマインが飲み込むかどうか……
    難しいところですね

    引退と言えば、ローゼマインがアウブを引退するのは早めで30代としても20年後
    実子に継がせるのであれば、もうちょっと後になるか

    レティーツィアは王命でアウブ・アーレンスバッハに内定済みなので継ぐことはできない
    領主一族が3人だけなんだけど、魔力的にはローゼマインとフェルディナンド様がいれば何とかなりそうなものの、後継者がいないのが心配
    アウブの第2配偶者も迎えられないしね
    優秀な人と養子縁組でもするのか?



    この後に、歴史的にどう語られるか?も気になるところ
    歴史の教科書でツェント・エグランティーヌの時代はどう記述されるんでしょうね?
    これまで歪められてきた歴史と違って、これからは印刷物が残る可能性が高いので、比較的事実に基づく歴史が語られそうな気がする
    メスティオノーラの書の取得方法と失伝してしまった経緯は公開されるので、それに大きく関与したのは明らか

    トラオクヴァールもツェントとして記録されるんだろうか?
    もしくは、政変に伴うツェント空白の時代として後のエグランティーヌの時代にまとめられるのかな?

    ランツェナーヴェの事件も記録される
    ってか、これは「変」「乱」「役」のどれになるんだ?

    多分、ローゼマインが女神の化身として率いたと改変されて伝わりそう
    ダンケルフェルガーの国境門の出来事も、「騎士を導く女神の化身」とかってタイトルの、レスティラウトが描いた絵が教科書に載ってる未来が見えるw
    そこにハルトムートとクラリッサを筆頭に、アレキサンドリアの洗脳された貴族が残した大げさな表現の手記が歴史的に事実とされる可能背があるなー


    この辺の、歴史的にどんな位置づけになるのかは今後の展開も含めて気になるなぁ
    ハンネローレ5年生もそうだし、続編の構想もあるみたいですし
    今後も物語が続くといいなー

  • 全33巻という長いシリーズ作品でしたが、冗長名印象は全くなく、次から次に乗り越えるべき相手が現れて、休む間もなく一息に読み切ることができました。

    立ちはだかる困難を機転と工夫で乗り越えたと思いきや、新たな悪役や問題が現れて……という展開は、このシリーズの「長さ」と合わせてさながら韓流ドラマのような印象でした。
    多くの困難を乗り越えてたどり着いた「幸せ」をかみしめながら、マインとフェルディナンドの二人の活躍を、そして新しい領土アレキサンドリアの発展をまた読むことができれば、と思います。

  • もー!
    本当にここまで長い物語を読んで来て本当に良かったと思える最終巻。
    カーテンコールのごとく、全員出てくる。

    付録マンガのラストに、ちゃんとアンゲリカがいる。

    • 場合照美さん
      実はこれフェルディナンドの成長譚でもあるんだな。
      実はこれフェルディナンドの成長譚でもあるんだな。
      2023/12/11
  • まだまだ読み続けたい壮大なストーリーの最終巻。
    あちこちで鼻をぐすぐす、涙ポロポロ。
    フェルディナンド様への思いが大きく変わりました。
    さっそく読み返さなくては。

  • とうとう終わってしまった!
    貧民の兵士の娘が、ほぼ本への情熱だけで下剋上を果たした。

    なろう小説のときからの大ファンでWEBも何度も読み返しています。
    書籍も何度も読み返すことになると思いますというか、実際もう周回しはじめているのですが、大・大・大好きな作品です。

    なろう系にありがちな転生ものではあるけれど
    最初からしっかりゴール地点が構想されているのだろうなと察せられるほど
    全体像がブレないし、文章も整っていて読みやすく
    ライトノベルと呼ぶにはもったいない、すごい完成度の作品だと思う。

    この作品を大団円で終わらせてくださったメスディオノーラの化身
    香月先生に祈りと感謝を捧げましょう

    神に祈りを!w

  • 長かった旅がやっと終わりました。
    前の巻までは次々と事件が起きて解決しつつ次という感じで、どこまでも止まらない流れでしたが、この最終巻は色々な事件が解決し、web版ではさらっと流されてしまった主人公とそれまで関わってきた人々との交流が丁寧に加筆されていて、ほんわかとした気持ちになれました。

    物語としては終わりですが、
    今後の続編や短編集が待ち遠しいです。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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