ヨチヨチ父 とまどう日々

  • 赤ちゃんとママ社
4.27
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870141261

作品紹介・あらすじ

パパは共感。ママは落胆。ママっていつもイライラしてるよね?パパって何か蚊帳の外だよね…?話題の絵本作家・ヨシタケシンスケが、父になってわかった"トホホな真実"を描く、初の育児イラストエッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • ヨシタケシンスケさんの子育てイラストエッセイ。”父”の等身大な気持ちやあるあるネタまで描かれています。
    良い意味で「こんなもんだよね」と気負わない気持ちにさせてくれました。子育てに疲れたとき、夜中にゆっくり読みたくなります。

  • 絵がかわいい。
    臨月の今、先に旦那に読まれて、「おもしろかったよ!!こうなるかもなぁ笑」といって渡された(わたしが買って机に置いていたんだけど、、)。
    まだ子育てが始まっていないが、始まっても、少しだけでも心に余裕を持って(できるかわからないけど)お互い頑張っていることをきちんと理解して話し合うことが大事かなぁと感じた。

  • 「パパ目線の初めての育児」というテーマで、"月刊 赤ちゃんとママ"誌に連載されていたイラストエッセイ。

    新米パパの戸惑いを、赤ん坊に対する対応だけでなく、母になり始終イライラする妻への対応策なども含め、面白おかしく描いた本。子供が生まれるとよい面ばかりが強調されがちだが、実は大変だということが伝わってくる。
    子育てで疲れ気味のパパが読めば、アルアルで(?)、少し安心できたり元気をもらえたりしそうな本。

  • 今まさに一歳の娘子育て中の新米パパなので共感の嵐。そうか、もっと肩の力を抜いていいのか…スッと気持ちが楽になった。読んでよかった。

  • 親戚の出産祝いに贈ろうかなと検討するために読んだ。

    まだまだ父親が育児参画することを題材にした絵本は少ない中で、本書は父としての生活実感がこもった内容で、共感ができる良書なんじゃないかなと思った。

  • 『月刊 赤ちゃんとママ』誌に連載されていたイラストエッセイ。

    ヨシタケシンスケさんの絵本が大好きなので、平積みにされている所を発見した時は「おっ!」と思ったのですが、手に取るのは少し躊躇ってしまったんですよね……。

    なぜなら、某幼児用おむつメーカーが作った一本の動画が炎上し、お母さんたちの「ひどい!!!」という意見を数多く目にしている最中だったから。
    その動画に対して「母親のしんどさばかりがクローズアップされていて辛い」「父親はどうした、なぜ手伝わぬ」みたいな指摘がかなりあったようなんですけど、育児で心身ともにボロボロになってる(なってた)お母さんたちの心の叫びも辛いし、非協力的だったり協力しようとして結果とんちんかんな感じになってるお父さんの話も辛いし、もう、私の頭がこの手の話題で軽くキャパオーバーを起こしているような状態だったんですよね。

    だから、本書の帯の『パパは共感。ママは落胆。』という文言を見た時も、何となく「またそういう話なのかな……」と思い込んでしまい一旦保留。
    でもやっぱヨシタケさん好きだしなあ、と一晩考えてから購入したのでした。

    読んでよかった。

    「父親目線の育児エッセイ」と聞いて思うのは、できない事や失敗に対する変な開き直りだったり、過剰なまでのお母さん賛美だったらイヤだなあ、という事なんですけど、全然そんなんじゃなかった。
    そんなんじゃなかったし、育児の大変さだけでなく(いや確かに大変ではあるんだけど)面白さや驚きや愛しさや、つまりこの強大な大変さと取っ組み合うために絶対に欠かせないものが、いっぱいいっぱい詰まってました。

    ヨシタケさんの描く赤ちゃんや子どもって、本当に普遍的。多分どこのお父さんお母さんが見ても「うちの子に似てる!」って感じるんじゃないでしょうか。
    私がとっくに忘れていた娘の赤ちゃん時代のかわいさを、本書に思い出させていただきました。

  • 「その通り!」となんども頷きながら読みました。
    該当率90%以上、子育ての当事者としては、もう必死なんでしょうけど、この本のように客観的に自分を見つめられたら、「イラッとする」よりもむしろ「笑っちゃう」ということが増えるんでしょうね。すなわち子育ては楽しんだモノ勝ち。そんな心の余裕を持ちたいものです。笑

    昨晩、42「育児の報酬」と全く同じシーンに遭遇、思わず目が潤んでしまいました。

  • 父親目線の育児イラストエッセイ。ヨシタケさん、2児の父だったんですね。子供の成長や妻の変化に戸惑いながら、父はヨチヨチと父としての道を歩んでいく。「父になって最初の仕事は、正直な感想を胸の奥にしまうこと」。父になることあるかないか分からないけど覚えておこう(笑)。

  • ブクログのTwitterで見かけて本屋さんでも見かけて、読んでみたいー!! となるも、kindle版が出ていなくてどうしようかなーと悩みつつ……。
    昨日とうとうゲットしてしまいました。品薄っぽかったのでついつい(笑)

    内容は、もうね、良い! 本当に良い!
    1ページ目の「最初の願い」でまずぷぷっと笑い、「パパダンス」あたりでぷはーっ! と爆笑してこりゃ面白い! と読み進めていると、ところどころに「感動系」が潜んでいるので要注意。
    個人的に「大人の世界」「気持ちの変化」「教育方針」「背中」「視界」「人生のピーク」「動機」あたりがすごく共感。
    そして「ありがたみ」「思い出すきっかけ」あたりはもう涙が止まらなくなるぐらいの感動でした。
    ちなみにうちんちあるあるだったのが「何より大事なこと」でした。もうこれめちゃくちゃ「そう! そうなんだよー!!」と声を大にして言いたい(笑)

    と、内容を書くとネタバレになるのでタイトルだけ(笑)
    ほんとこれ最高でした。これからパパママになる人にも、今現在赤ちゃんのお世話にいっぱいいっぱいのパパママにもお勧めしたい一冊!
    うちはもう赤ちゃんじゃないけど、それでも十分楽しめました。ヨシタケシンスケさんの目線、ほんとに好きだわー。

  • 表紙から笑ってしまうイラストエッセイです。

    母目線で読むと、「あー、パパってこういう感じで“父親”に育っていくんだな~」「パパってこんなこと考えてたんだ!」と驚く本です。
    自分にない目線を教えてもらえるので、目からウロコです。

    夫も読んでいましたが、笑いつつも「あー、そうそう、これ、ホントそう!自分もコレ、あったなー」と懐かしそうに、共感してうなずいていました。

    父母の子育てケンカ仲裁にもぴったりな本!
    パパに腹がたって仕方ないママさんや、子育て仲間がいなくてさびしいパパさんに、とってもオススメですよ。

    ちなみに私が特に好きなエッセイ…
    本当は全部!なのですが、ものすごく悩んだ末の厳選5本です。
    ・02 ヨチヨチ父誕生
    ・11 赤ちゃんのにおい
    ・15 育児=!?
    ・41 赤ちゃん師匠
    ・44 人生のピーク
    みなさんのお気に入りは、いかがですか?

  • 息子が生まれる前は、年間100冊ほど本を読んでいた。だけど息子が生まれてからは、なかなか読む時間がとれなくて。この本は、授乳中にサクッと読めた。

    うちもヨシタケ家と同じく、息子が生まれてきてくれたのと同じ日に、頼りなさそうなお父さんも爆誕☆

    里帰り先にきてくれる夫は、息子におしっこをひっかけられ、絵本の読み聞かせ中に眠たそうにされ、抱っこのときに肩に力が入って筋肉痛になり...

    来月から夫と息子との三人の生活が始まるけれど、今後のことが容易に想像がつく。笑

    パパもいろいろな思いを抱えながらがんばっているんだね。一生懸命な夫に対して、少々手際が悪くても、イライラしないようにしよう、と読んで思った。

  • 夫とイライラしてケンカした翌日にこの本に出会いました。分かっちゃいるけど、やっぱりお父さんだって大変なのよね。なるべく優しい気持ちで接したいなぁ(でもやっぱり無理なのかも笑)。
    リバースは誰もが通る道なのね…うちはいつ通過するかな

  • 最高!
    パパの気持ちが少しわかった気がする

    ママの方が大変ってはっきり書いてくれたことが嬉しかった 仕事してればなおさらです

    ここの部分で最近の疲れが取れました!

    結婚してから女性は変わること、受け止めてくれてるとは思うけどパパにも読んで欲しい一冊です!

  • 子どもは1ヶ月でいろんなことができるようになるけれど、今の私は1ヶ月で成長しているのかなぁ。
    競っているわけではないけれど、私自身も子どもに育ててもらっているという気持ちを忘れないでいたいな。

  • 2020.06.04

    新米パパ、パパになる予定の人に読ませたい。もちろんママにも。
    全てが初めてで、それぞれが違う生き物で
    トラブルなどあって当たり前で。
    そんな心持を文字化して、イラストにおこしてくれているので
    こういう気持ちなんだ!と分かり合えるためのツールになるのかな。と思う。参考書

  • ヨシタケシンスケさんの育児イラストエッセイです。
    赤ちゃんが生まれて、パパも新米の父親になったエピソードをいろいろ描かれています。

    顔の表情や体のねじり具合などの表現が、すばらしいと感じました。
    「10 荷物問題」「30 ファンタジー」は特に好きなお話です。

  • ヨシタケさんの育児エッセイ。
    父親目線という微妙な赤ちゃん・ママとの距離感を、さすがの観察力で切り取っている。
    割とあけすけに描かれている部分もあって、おお、ぶっちゃけたな(笑)という気分になるところも。
    最初の子が生まれたときにはそんな(イラストを描く)余裕がなかったと振り返っており、二人目でようやく描けたとのこと。

  • 父の感覚はわからないのだけれど、くすりとしながら少し分かったような気になれた。
    今だから書けると仰るように当時は大変だったのだろうけど、独特のイラストと描き方で深刻にならずに共感できる。時に深い真理もあったりして。
    さっと読めて面白かった〜。

  • 親となった男性のあるあるですが、こんなに楽しく書かれている父親の気持ちを表現している本はないと思います。初めての父向け母向け全員向けの入門書といった感じかしら。

  • シンプルに面白い。

    そう思えたのはきっと、娘が生まれてもうすぐ半年のこのタイミングで読んだからなのでしょうね。

    絵と字体と内容のバランス感覚がすごくちょうど良く笑えて、ちょうど良く考えさせてくれて、ちょうど良く納得させてくれる。

    嫁と娘と、恥ずかしくもおまけで新米パパである自分への愛しさが増す作品でした。

  • 2017.6読了。
    ママが読んでも共感できた。ヨシタケさん大好き!

  • 寝てる子供を抱っこしながら読んだ。
    たくさん求めてしまうんだろうけど、生まれてきてくれただけでありがたいよなぁ。

  • 凄く勉強になる本だった、夫婦お互いの気持ちが面白おかしくコミカルに書かれている。そうか、妻は夫はこう思ってるのかも、と。予習としても現在進行形で育児ちょっと疲れたなって人にも良いと思う。

  • 夫・お父さんとして、男性はママに勝てない悲しさと、ママが変わっていくことへの戸惑いを感じていることが伝わってきました。
    夫に対してもっとこうしてくれたらと思うことはあるけれど、一緒に育児をできる人がいるありがたさもあります。お互いに感情的にならず(たまに吐き出すのはいいかもしれないけど)、戸惑い、悲しみ、つらさなど話し合えると素敵だと思う。
    出産の妻を見てドン引きという始まりで、批判も多いと聞いたけれど、ブクログでの評価は高いし、これで気楽になったと思える人が増えるならいいなと思う♪

  • イラストでつづるパパ目線の子育てエッセイ。
    あっという間に読めてしまった。
    わかるわかるーというエピソードばかりでした!

  • ささっと読めて、わかる!と思い、そうなの?!とおもったり。
    05大人の世界、44人生のピークが好き。

  • 絵がメインなのでサクッと読了。
    思わずふふふと笑ってしまう素敵な発想、好きです。
    産後のパパママにおすすめ。

  • この本でヨシタケシンスケ氏の画力にはまりました。発想力という意味では、「このあとどうしちゃおう」にやられました。

  • うーーん、父親目線の育児本は少ない気がするのでその時点で価値はあると思うが、母親のイライラや不安、しんどいことに対して「なんかよく分からないけれどそういう生き物だからしょうがない」みたいな視点でいるのはイマイチだと思う。その気持ちを理解して始めて父親になるって事な気がするし。 「もうぬげない」など素敵な絵本を書いている作家さんで割と期待してしまっていただけに、ちょっと残念だった

  • パパつてこんなこと考えてるんだー。知らなかったなー。
    子どもができた人とか、子育てどうですかーと聞いてくる人に渡したい。
    リアルーな子育てだったなー。

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著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。絵本作家。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。スケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたる作品を発表。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版し、第61回産経児童出版文化賞美術賞、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位を獲得。その後、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)『あんなに あんなに』(ポプラ社)で7度にわたりMOE絵本屋さん大賞第1位に輝く。

「2023年 『しかもフタが無い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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