火花―北条民雄の生涯

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著者 : 高山文彦
  • 飛鳥新社 (1999年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870313736

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火花―北条民雄の生涯の感想・レビュー・書評

  • “らい”というものの存在を、小説の中でくらいしか知らないので、想像するしかないわけだが、見かけがぼろぼろになるという意味では現代のアトピーに近いものなんだろうか。もちろんアトピーで死に至る事はないだろうけども。何れにしても、このあたりは、当時の人々が”らい”に感じていた気持ちと同じ気持ちを持って読む事はできず、純粋に闘病の話と感じてしまうのは、想像力不足なのかな。

  • 北条民雄の作品は未読なのだが、以前読んだ本にこの本のことが載っていたので読んだ。

    北条民雄と川端康成の交流や、多摩全生園内の友人関係、発病前の生活など、これから作品を読むにあたって、知っておいてよかったということが沢山書かれていた。

  • とても心に残った「いのちの初夜」。
    「芥川賞を取らなかった名作たち」で、同作品を取り上げたなかにこちらがあったので読んでみた。

    北条民雄という人がどのような人間で、どのようにして作家として誕生したか、丁寧な取材と文献研究で見事に浮かび上がってくる。

    やはりここでも、彼の作品のなかで訴え続けられている「人間ではなくいのちそのもの」「生きている、それだけで貴い」という言葉がキーワードとなって、彼の苦難の道が辿られている。

    そしてその彼を支え続けた、川端康成や友人たちとの交流がとても良い。
    彼らはちょっとしたことで、なんでもこまめに手紙やはがきで連絡を取り合う。即座にやりとりは出来ずそれが不便なことも多々あっただろうが、その現代とは違う、友人同士との時間の流れ方、心の繋がり方が、とても素敵だと思った。

    「いのちの初夜」をまた読み返してみようか。

  • 高山文彦の文章はすごく熱い。情熱を感じる。
    一気に読んだ一冊。

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