オスカー・ニーマイヤー 形と空間―Oscar Niemeiyer Form&Space

制作 : 二川 幸夫 
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784871404907

作品紹介・あらすじ

1907年生まれ、2007年暮れ、100歳の誕生日を祝ったオスカー・ニーマイヤー。リオ・デ・ジャネイロの強い陽射しに彩られた、コパカバーナの美しい海岸の絶景に面した彼のスタジオは今も活気にあふれている。近年の作品における強烈なオリジナリティは彼の建築の独壇場のなせる技であり、それらから発信させる強いオーラは訪れる人々に強い感銘を与えている。それは説明の要らない、魂の鼓動である。彼の作り上げてきた個人の建築史-初期のモダニズム建築から、後年展開される自由な形態の表現的な建築まで-常に共通していることは、そこに作られているフォルム、空間、情景の的確さや豊かさといった質の高さであろう。「腕の立つ」建築家は、時間や様式を超えて常に名作を生み出して来たのである。

著者プロフィール

ブラジル生まれの建築家。1943年に師ルシオ・コスタと共にブラジル旧教育保健省、1952年にル・コルビュジエと共にニューヨーク国連本部ビルを設計。1950年代後半にはブラジルの新首都ブラジリアの主要建築物の設計を手がける。104の歳まで生涯にわたり旺盛な創作活動を続け、フランス共産党本部ビル(1965)、モンダドーリ本社(1970)、ラテンアメリカ記念公園市民広場(1988)、ニテロイ現代美術館(1996)、オスカー・ニーマイヤー文化センター(2011)など世界に数多くの傑作建築を遺した。ブラジリアの建築群は1987年に、パンプーリャ近代建築群は2016年に世界文化遺産に登録されており、1984年からはリオのスラム街の子どもの教育センターICEPの設計にも従事、200校以上が建設されている。1963年にレーニン国際平和賞、1970年にアメリカ建築家協会金賞、1988年にプリツカー賞、ベネチア国際建築ビエンナーレでは、1963年、1996年と2度の金獅子賞を受賞。日本では、2004年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。


「2017年 『ニーマイヤー 104歳の最終講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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