日本の奨学金はこれでいいのか! ―奨学金という名の貧困ビジネス

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制作 : 奨学金問題対策全国会議 
  • あけび書房 (2013年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784871541176

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日本の奨学金はこれでいいのか! ―奨学金という名の貧困ビジネスの感想・レビュー・書評

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  • 「奨学金」は「学生ローン」。それでも借りないと
    大学に行かせてあげられない我が家。親が学費を工面して
    あげられないのは不甲斐なくて、申し訳ないと心を痛めています。
    苦労かけて、ごめんなさい。

    卒業したとたん、まだ収入もないのに(就職先があるかどうかも
    わからないのに)かなりの額の借金持ちになっちゃう。
    もし滞納しちゃったら・・・
    返済が大変で生活苦しいかもしれない、
    結婚もできないかもしれない、
    子供育てられないかもしれない、と次々浮かぶ心配事案。
    もう不安で不安で吐きそうです。

    それにしてもこんなサラ金よりも厳しい取り立てする
    日本学生支援機構から学費(プラス生活費)を借りて大丈夫だろうか?もし何かの都合で延滞しちゃったら、延滞金は年利10%だって。
    しかもビタ一文まけようとはしないんだって。
    さらに返済金の充当分は「延滞金」→「利息」→「元金」の順
    なので、なかなか元金が減らない→延々と返済していかなくちゃ
    いけない蟻地獄・・・。怖い、怖すぎる。

    日本人の学生が奨学金を借りると返済にこ〜んなに大変な思いを
    しなければならないのに、外国からの留学生には、毎月十数万円の
    奨学金が与えられているとか?
    しかもそれは返済不要だとか? これって本当ですか?
    不自由なく学生生活エンジョイして、ちょっとだけアルバイトして
    お金貯めて、日本で就職して家族呼び寄せてワ〜イワ〜イって
    なりますよね?
    せめてそちらにも返済義務を課してくださいよっ!
    その辺も不公平だし問題だと思うのですが、そのことについては
    この本では触れられていなかったと思います。 何故ですか?
    割り切れない思いなんですけど・・・。

  • 『日本の奨学金はこれでいいのか!――奨学金という名の貧困ビジネス』(奨学金問題対策全国会議[編] あけび書房 2013)

    編者:奨学金問題対策全国会議
    著者:伊東達也 弁護士
    著者:岩重佳治 弁護士
    著者:大内裕和 研究者(教育学・教育社会学)
    著者:藤島和也 院生
    著者:三宅勝久 ジャーナリスト


    【メモ】
    ・学資ローンについて以前より気になっていた点が、本書では深く言及されていたので、勉強になった。
    ・奥付より
      第1刷……2013.10.25
      第2刷……2014.5.31
    http://syogakukin.zenkokukaigi.net


    【簡易目次】
    はじめに(2013年10月 奨学金問題対策全国会議 共同代表 弁護士・伊東達也) [003-005]
    目次 [006-010]

    第1章 [総論]教育における格差と貧困――「貧困ビジネス化」した奨学金問題から考える〔大内裕和〕 011
    第2章 [ルポ・奨学金地獄]若者の借金奴隷化をたくらむ「日本学生支援機構」――延滞金を膨らませて骨までしゃぶる“奨学金”商法〔三宅勝久〕 061
    第3章 [相談・救済活動の現場から]「奨学金被害」の実態と救済への道――制度上の諸問題、救済制度活用、そして改革への提言〔岩重佳治〕 105
    第4章 [座談会]日本の未来を奪う「学生ローン=奨学金」〔,岩重佳治,大内裕和,藤島和也,三宅勝久〕 145
    資料編 185

    あとがき(2013年10月 奨学金問題対策全国会議 事務局長 弁護士・岩重佳治) [192-194]

  • 日本育英会から、日本学生支援機構へ。スカラシップから学資ローン=スチューデント・ローンへと変質。奨学金とは名ばかりのサラ金業者と化した日本学生支援機構の実態。その取りたて方も、まさにかつてのサラ金業者以上。
    にも関わらず、日本学生支援機構の実態があまり明らかにされていない現状と世間の自己責任論。そして、奨学金という名の学資ローンを多額に借りざるを得ない、今の大学生をもつ親世代と無知な学生たち。まさに貧困ビジネスとは、このことか。余りの衝撃に唖然!

  • 日本における高等教育のアクセスの悪さは、先進国のなかでもワーストだが(下手をすると発展途上国並なのかもしれないけど)

  • 親の経済力が子供の学習に影響を与える負の連鎖
    現在も進もうとしている大学の学費の値上げ
    これからを支える若い世代ばかりに負担を強いる構造と、そんな構造が作る“奨学金”を借りざるを得ない状況について考えさせられる一冊

  • 奨学金が返せない人が増えているいわゆる奨学金問題ついて書かれた一冊。

    日本育英会はいつの間にか日本学生支援機構という名前に変わり、有利子の奨学金が多くなっていた。正規雇用が当たり前でなくなった現在、奨学金の返済は重くのしかかる。さらにローンでないが故の過酷とも言える取り立てがあることも。
    数十年で跳ね上がった大学の授業料。他の先進国では無料だったり、無償の奨学金が整備されてる所がほとんどなのに。日本の大学教育は世界でも特異なのだ。

    奨学金問題を多くの人に知ってほしい。それにうってつけの一冊。

  • まず対策の第一歩として、全教職員は必読。

  • 奨学金が教育を受ける権利が経済的な理由により奪われないようなシステムだと思っていた。しかし日本の奨学金とはその根本的な原理とは全く違っていて、「奨学金」という名の仮面を被った学資ローンなのだということがよく理解できた。
    特に、延滞した場合の返済は、延滞金→利子→元金の順で返済し、延滞金と利子は原資にではなく経営収益に入り、貸付を行った銀行や債権回収会社に支払われているという構図が衝撃的だった。もはや奨学金機構は学生のための機関ではなく、銀行や債権回収会社を儲けさせる金融ビジネスであり、貧困ビジネスとでも言える存在である。

    奨学金の問題とはどんなことなのかということが分かりやすく体系的に書かれており、奨学金を借りている学生のルポや、具体的な解決策、相談先も提示してある。おすすめです。

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日本の奨学金はこれでいいのか! ―奨学金という名の貧困ビジネスの作品紹介

返済に苦しむ若もの急増。奨学金制度の問題点、改善策は何か。困っている方の相談窓口、救済方法も提示。

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