東洋のマンチェスターから大大阪へ (大阪大学総合学術博物館叢書6) (大阪大学総合学術博物館叢書 6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872592160

作品紹介・あらすじ

幕末、維新期の政治・経済・社会の混乱により大きな打撃を受けた大坂経済であったが、明治中期以降、五代友厚などの活躍により、、綿紡績・鉄道などを中心に、それを支える商社や銀行などの活動が一体となって「東洋のマンチェスター」と呼ばれるようにまで成長し、日本の工業化の先頭に立つようになった。

その勢いは、第一次世界大戦後ますます増し、繊維産業だけではなく重化学工業や雑貨産業も発展し、大正末・昭和初期には全国一の工業都市として「大大阪」を自負するに至った。

しかし戦時期になると、軽工業、中小企業の多かった大阪経済の比重はふたたび低下しはじめ、1939年にはその地位を東京に譲り、この辺りから大阪の「地盤沈下」が議論されるようになる。

本書では、大阪大学総合学術博物館・経済学研究科資料室が所蔵する貴重な資料(当時の銀行や化粧品など企業広告など)をカラーページにて紹介しながら、その大阪の発展と衰退の歴史を紹介してゆく。

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著者プロフィール

大阪大学名誉教授

「2023年 『日本経営史〔第3版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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