グローバル社会のコミュニティ防災: 多文化共生のさきに (阪大リーブル) (阪大リーブル 43)

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  • 大阪大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872594256

作品紹介・あらすじ

近隣地域社会の共助を中心にコミュニティの災害対応能力の向上をめざす「コミュニティ防災」が機能するためには,多様な構成メンバー,特に外国出身のコミュニケーションが容易でない人たちへの視点が重要不可欠である.阪神・淡路大震災以降,国内外の被災地でコミュニティラジオ放送を中心に,多言語での情報発信の地道な活動を続けてきた著者が,その豊富な経験をもとに,多様なマイノリティとの共生の方策を提言する.

感想・レビュー・書評

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  • 【配架場所】 図・3F開架
    【請求記号】 369.3||YO

    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/160755

  • 災害発生直後から復興時において、他言語・多文化のコミュニティラジオを運営してきた著者の活動歴や考え方が描かれている。

    これまでの活動には敬意を表しつつ、具体的にコミュニティラジオがどんな成果をどのくらい生んできたのか、課題と解決策はないか、またスケールアウトに向けての体系化はどのような状況であるのか、数的根拠や定性的な評価をもとに論述してくれると、本書を読んだ次の担い手も活用できると思う。

    移民や難民といった災害弱者も守られる相手であるだけでなく、救助や復興においても主体的にコミュニティに携われる役割が必要であるという言葉は印象に残る。

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著者プロフィール

武庫川女子大学国際センター長/心理・社会福祉学部教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了(博士[人間・環境学])。著書に『多文化共生社会と外国人コミュニティの力 ― ゲットー化しない自助組織は存在するか?』現代人文社、2008年、『ソーシャルビジネスで拓く多文化社会 ― 多言語センターFACIL・24年の挑戦』明石書店、2023年などがある。

「2024年 『ケアするラジオ: 寄り添うメディア・コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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