READINGS:1 建築の書物/都市の書物 ((10+1 series/ LIXIL出版))
- INAXo (1999年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872750904
作品紹介・あらすじ
20世紀に発表された建築・都市に関する主要な書物・論文から100件を選び、各テクストの内容を紹介しつつ批評的にレヴューを行なう。これらは「西洋近代建築」、「西洋現代建築」、「日本近代建築」、「日本現代建築」、「建築史」、「批評」、「都市」、「芸術」、「文学」、「思想」という10のカテゴリーによって整理されている。
感想・レビュー・書評
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建築の書物/都市の書物
(和書)2013年08月06日 22:51
1999 INAX出版 五十嵐 太郎
建築に関する書物から様々な考察がなされている。簡単にいうと建築と哲学の関係に取り組んでいるのだ。
ここで僕も自分の建築と哲学に対する考えを示しておきたい。
●○「人間を支配する技術」が「建築」に先行していたとしたらどうなのだろうか。「人間の自然状態における弱者への姿勢」を狙い撃ちのすることが「人間を支配する技術」であり「文明」というものだと思う。「人間の自然状態における弱者への姿勢」が「人間を支配する技術」=「文明」において高次元に回復したものが「哲学」だと言える。
「文明」が「建築」に先行していたとしたら、そういった「建築」は解体されなければならない。「哲学」=「建築」があらねばならない。「建築」というものが孕む葛藤があるとしたらそういった「文明」と「哲学」の間にあると思う。
他者性から弱者イジメではないかと懐疑することはシンプルに哲学の精神的姿勢だと思う。弱者への姿勢を狙い撃ちにして抑圧するものに対しそういった懐疑は有効ではある。しかしそれだけでは駄目だと気づいた。そういった姿勢は狙い撃ちにされ抑圧される。それに対し「自然状態における弱者への姿勢」を高次元に回復させる「哲学」を究める必要がある。懐疑だけでは足りない。僕はそれをしたい。「建築」を学びながら「哲学」を究めていきたい。○●
もし僕に建築に関するマニフェストがあるとしたらこんな感じになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
膨大な、<読むべき>建築の書物を一覧にしてくれているだけでも助かる。
院試の付け焼き刃的学習に役立ちました(笑)
基本的事項の確認用に。 -
建築、都市のおすすめ本を五十嵐太郎さんが紹介している。
さらっといろんな本を読みたいならこの一冊で相当な建築本は読める、深く読みたいなら本物を買った方がいいけれど☆ -
1500-
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建築史をやるならば、必ず手もとにおいておかなければならない一冊。この本で紹介された本だけで建築の正史を辿れます。