西沢立衛|西沢立衛建築設計事務所スタディ集 (現代建築家コンセプト・シリーズ 4)
- INAXo (2009年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872751550
感想・レビュー・書評
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西沢立衛設計事務所のスタディ集。
建築家のスタディ集は割と珍しいのではないか、大体スタディというのは、その建築を説明する為にページの角にちょこんと描いてあるだけで、丸々一冊がスタディ集になることはあまりない気がする。
スタディはその人の軸というかその人の建築らしさが如実に現れるものだと思う、つまりこのスタディ集は西沢立衛らしさみたいなものが一番わかるのでは無いだろうか、西沢立衛らしさや思考のプロセスを知りたい方におすすめな一冊。
僕は西沢立衛ほどスタディをやり込んでいる訳ではないが、かなりスタディが好きで、それは建築のスタディは設計するというプロセスの中で一番自由なのではないかと思っているからだ。
現実の法規やルールに縛られずにありのままの形を成しているから、現実に建ってる建築とはまた別の魅力がある。
またスタディは思考の具現化したものではないかとも思っている。頭に浮かんだアイデアを次々に形にし、試行錯誤しながら現実に近づける、そうすると最終的にかなりの数のスタディが溜まる。その殆ど全てが未完成のまま終わるのだがそこにもまた魅力がある。
スタディは言葉より曖昧なものだが、過去に考えたものから今考えたものまで並べると思考の軌跡を見ることができる。振り返ることで生まれてくる新しい形もある為、スタディを作った際は記録しておきたい。
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スタディについてのみを載せた本。他の本で知ってる建築物がどんな経緯で形作られたのかがわかって面白かった!建築士のドローイングの方法などがわかったので参考にしたい。
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スタディをしよう。