ジェノサイドの丘 下: ルワンダ虐殺の隠された真実

  • WAVE出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872901597

感想・レビュー・書評

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  • 上巻にて

  • ルワンダはかつてベルギーの植民地だったのだけど、
    支配者が植民地統治をする上で重要なことは
    怒りの矛先が自分達にいかないように
    一方の部族を優遇して、もう一方を虐げること

    でもツチ族だって、フツ族だってもとからいがみ合ってたんじゃない

    だったらとうの昔に決着がついてるはず

    他からの不条理な圧力がなければ
    その土地に住む人々同士で、ずっと生きてきたんだから

    それは起きてしまったルワンダのことだけでなく
    今も続いてる民族紛争にもいえることだと思う

  •  ルワンダ――この国名は、もはや私にとって他人事では済まされない。骨髄に刻まれた感がある。人間の狂気と寛容とを兼ね備え、殺した人々と殺された人々の家族が共に住む大地。その重みに耐えかねて、アフリカ大陸は窪んでしまっていることと想像する。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20081012/p2" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20081012/p2</a>

  • 上巻を事件発生編だとしたら、下巻は究明編。

    トイレに行く暇も惜しんで読んだ。

  • 下巻では、映画で描かれた後のルワンダについて述べられている。ジェノサイド終了後すぐに平和が訪れたわけではなく、RPFによるフツ族難民化、生存者の深刻なトラウマなど問題は山積。
    この本を読み終わって、自分の無知さ加減に半ばあきれた。アフリカ人の名前も部族の名称も聞き覚えのないものばかり。地理すらよくわかっていない。本書には「ジェノサイドはチーズサンド」という西洋人の言葉が載っている。無関心って怖い、と痛感した。

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