男達(おとこだて) 現代が失ったオトコの神髄

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902433

作品紹介・あらすじ

現役カリスマヤクザ浪川政浩が初めて語る自らの生き様。作家・明石散人が九州誠道会理事長、村上一家四代目総長・浪川政浩と対談。本物の男の生き方「男達(おとこだて)」を明石氏の稀有な歴史考察を元に説く。

感想・レビュー・書評

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  • 男達(おとこだて)というのは江戸初期に派生した華美というかムチャクチャと言える扮装で無頼を誇った旗本奴と町奴のこと。しかし、その真髄はむしろ彼らのストイックな生き方にあった。その振る舞いは時に演劇的でもあったが、ばかばかしいければばかばかしいほど効果的で美しく、些細なことに何よりも重い命を掛ける事によって輝く。

    ヤクザは博徒の負けている客には敢て札を引き自分の目を下げて客を勝たしてやる生業の括弧よさの証として自ら名乗った八九三と名乗ったところに由来している。出すぎた事をしてはいけない、欲張ってはいけない、あからさまに価値に言ってはいけないという勝負の理を説いた言葉だ。


    勝負に於いて絶対的勝利をもてるたった一つの条件はルールの所有にある。日本がいつもアメリカに負けるのはアメリカのルールで勝負しているからだ。
    ルールを所有してなけばその外側で戦うしかないではないか。

  • 帯表
    現役カリスマヤクザ浪川政浩が初めて語る自らの生き様
    作家・明石散人が九州誠道会理事長、村上一家四代目総長・浪川政浩と対談。
    本物の男の生き方「男達」を明石氏の稀有な歴史考察を元に説く。
    帯背
    作家×ヤクザが語る本物の「男」論
    帯裏
    「私は人生に起こることの最終的な責任はすべて自分に求めますが、それは自分が立ち直るためです。
    自分を責める時や自分に落ち度があった時、若いうちは自己嫌悪に長く陥ることがありましたが、歳をとって体験が豊富になり心の鍛錬が積まれるうちに、全ての責任が自分にあると思うことで立ち直りは早くなりました。
    全てを自分が引き取っていないと人を責めなければなりませんが、人を責め抜いた後、自分に残るのはもの凄く不快な気持ちだと感じたんです。
    結局、自分に全て課して自分で消化した方が自分のためです」[本文より]

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