- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872904017
感想・レビュー・書評
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日常当たり前普通とされることについて統計学的な数字を用いて正しく解説した本。多くの事実はメディア等によって間違って認知されていたり都合よく解釈されているため、非常に参考になった。
平日、の普通としては7から9時間の労働時間の人間が48%。一方で12時間以上と回答した人の割合は5%。平日の帰宅時間は全体の半分が7時前であり、9時から11時は10%、11時から翌日1時は3%である。
日本で週休二日制を導入したはじめての企業は松下電器。その背景にあるのが1日休養一日教養と言う考え方。アメリカを超える能率を生み出していく上で、体を休める時間だけではなく自分を磨く機会も必要だろうと考え週休2日が導入された。ずっと仕事場に詰めていたのでは、仕事に関する技術や知識が身に付きますが、それ以外の事が身に付かなくなり専門バカになってしまう。
何でも普通にできると断言できる普通を極めたサラリーマンが転職の際には一番働き口を加工できる。個性的な商品はいろいろあっても、結局のところ最も普通の商品が一番魅力的で1番売れる。そこに気づきそういう存在を目指すことが、普通を極めると言うことである。 -
面白くない上に、フツーの定義がかなり偏っているので話の基礎からおかしい。
まずなんでもフツーを求めるのがおかしい、フツーであるからには平均以下も半分はあるはずである。
すべてが平均以上なのはスーパーマンである
それでいてフツーの基準でどこまで求めるかは作者の気分で変わる。標準偏差という考えもない。
大企業にしがみつくのを是としていた人が書いた本と言える。よくわからん会に入っていることからも挙げられる。
・「なんでもフツーにできます。」なんて人はいない
・社員側が待遇を求めるのは当然、それは批判するべきではない。
・31歳が平均の時代で30歳に「もうすぐしなきゃフツーでない。」と言うのは無理がある -
本のタイトルがキャッチーです。
それに惹かれて手にとってしましました。
この本では、フツーが一番という論点から、
各種データに基づきフツーの長所を述べています。
テーマは仕事、家族、お金、趣味、健康、生活と幅広く網羅しています。
内容的には、ところどころで作者の価値観が前面に出ていて、客観的なのか、主観的なのか、微妙な感じがします。
そのせいもあって、フツーって結局なんなのか良くわからないというところに落ち着くと思います。
読み物として楽しく読む本だとですね。。
ちなみに何箇所か、ちょっといいこと書いてあるのでは?と思わせるところもありました。 -
生まれて初めて本を「家に持ち帰らずに捨てたい」と思った。フツーというのを並べ立ててあるだけでびっくりした。普通なことが悪いことじゃない、立派なことだと思っているので、そのうえでフツー至上主義みたいな感じでいろいろ書かれても、なんにも思うところがないどころか、とにかくイライラした。
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自分はフツーだと言い切れるのは難しいなぁ
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■統計
1.現在、日本国民が支払っている生命保険料の合計は、人口が2倍以上ちがうアメリカとほとんど変わりません。また、世界人口の2%にすぎない日本人が、世界で支払われている生命保険料の約3分の1を支出しています。じつはここに、生老病死をきちんと受け入れられていないことが示されているかもしれません。万一のことよりも、80年の生活のほうが重要です。
2.保険に頼りすぎると悪影響を及ぼす。保険に安心感を持つと、健康維持に関する意識が低下したり、注意力が散漫になり、ケガをする可能性が高くなることもある。
3.太っている人は出世できない自己統制能力がないため。