捨てるな、うまいタネNEO (WAVE文庫)

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  • WAVE出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872904758

感想・レビュー・書評

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  • 自分が農業をするのは難しいと思っている人でも、気軽にタネをまいてみようかな〜と思える本。
    自分でまいたタネの芽が出るとすっごく嬉しいし、楽しい。
    オススメです。

    内容(「BOOK」データベースより)
    捨てていたタネが、芽を出し、葉を広げ、樹になる!今日のおかずに使ったカボチャのタネ、デザートのリンゴのタネ、なんでもいいからとにかく今すぐまいてみてください。たった一粒のタネに、楽しいことがたっぷりつまっています。

  • 読書録「捨てるな、うまいタネNEO」3

    著者 藤田雅夫
    出版 WAVE文庫

    p48より引用
    “ 食べたもののタネをまいて育てる。それ
    はある意味、「農耕して食にありつく」とい
    うことの原点でもあります。自分でつくって
    自分で食べる。本来、それはきわめて自然な
    営みであり、生活の基盤を支える重要な作業
    なのです。”

    目次より抜粋引用
    “捨てるな、うまいタネ
     にわかプラントハンターの勧め
     タネから広がるワンダーランド
     いざあなたも”タネまく人”に
     宝物としてのタネ”

     農学博士で作家である著者による、普段食
    べることなく捨てている、野菜や果物のタネ
    について書かれた一冊。
    同社刊行作改訂・改稿文庫版。
     食べかすの様に扱われている種の大切さか
    ら実際にまいて育てるための手順についてま
    で、かわいらしい苗の写真を添えて書かれて
    います。

     上記の引用は、種まきと安全な食生活につ
    いて書かれた項での一節。
    いざとなったら自分で食べる物を作れるとい
    うのは、気分的な支えの一つとして、持って
    おいても損はないのではないでしょうか。
     作業や経済の効率で失われる、品種の多様
    性について書かれた項は、考えさせられる部
    分が多いのではないでしょうか。
     種まき適期一覧表は、これから家庭菜園な
    どを始める人に便利でしょう。

    ーーーーー

  • せっせとハーブの種を採って、育てているわたし。

    野菜づくりは難しくって,なかなか手が出ませんが,強いハーブならと。

    そして,種から出た苗が,園芸店から買ってくる苗に比べて、うちの環境にフィットする力がつよいんじゃないか?と感じ始めていました。

    本を読んでいると,やはり,そうだったんだ♬と思う事が多く、時間がかかるけれど,種はしっかり者で生き抜く力が強い事そして,環境に合わせて自らの育ちかたまで,対応してゆく適応力!それで,種からの苗が強かったんだぁ~~。

    本の中で,面白い話がたくさんありました。

    砂漠化を止めようと,日本全国から,今まで捨てていた種を集めて,世界の砂漠化を防ぐプロジェクト。

    これは,何種類かの種を粘土の団子でくるんで,種がお互いに乾燥から守り合い、たまにしか降らない雨が降ったその時少ないチャンスで発芽させる、、、。

    その場所の環境にあったものが発芽し成長する。
    苗木の方が楽でしょ。。。という声が聞こえてきそうだがそうではなく,そこの環境で芽生える種だけがその環境で生き抜く力があるものだ。


    目次だけ見ても面白さが伝わるかしら?

    *「操作されたタネ」からとれた作物を,私たちは食べている

    *発芽はタネに採って,一世一代の大博打なのだ!

    *タネはこんな風に旅をする

    *私たちは「タネ蒔き作戦」に利用されていた?

    *特産品や伝統食でさえ「メイドイン外国」になってる?

    *品種の減少化は世界的な規模ですすんでいる

    *タネは苗よりも強し

  • 手軽にできるガーデニング。
    ダメで元々くらいの感覚で出来そうなのが良い。

  • 著者は普段食べている野菜や果物などのタネをまいて育てることを勧めてくれる。

    緑の手を持つ人を尊敬するけれども、私は何でも枯らしてしまうからなちと厳しい内容だなぁ(^_^;)
    バジルとかサボテンとかサンスベリアとか挑戦したけれど元気がなくなって結局実家に置いて来るの繰り返し。。
    以前、アボカドに挑戦し、うまく発芽はしたけれど発育が良くなくやはり実家へ(_ _。)
    うちの母は緑の手を持っていてうらやましい。
    アボカドくんは今日も実家ですくすくと育ってます。

    実践は難しいけれど興味深く読みました。
    タネのF1のあたりは特に興味深かった。

    そのうち、いろいろ余裕ができたら挑戦したい意欲はあります。

  • まさかこんなに楽しそうだとは!

  • 食べた果物や野菜の種を使って育ててみたいなと思い、読んでみました。種の採取の仕方、保存、育て方といった実践内容だけでなく、種にまつわるいろんな事柄が載っていて、読み物としてもおもしろい。

  • 2003年発行された「捨てるな、うまいタネ」の続編かと思って手に取ったのだけれど、基本的にはその本をベースに大幅に改訂・改稿したもの。でも改めて面白かった!いろいろ種をまいてみたくなって、ウズウズしてます。

  • 帯裏
    捨てていたタネが、芽を出し、葉を広げ、樹になる!!
    今日のおかずに使ったカボチャのタネ、デザートのリンゴのタネ、なんでもいいからとにかく今すぐまいてみてください。
    たった一粒のタネに、楽しいことがたっぷりつまっています。

    ※この作品は、2003年5月31日にWAVE出版より発行された「捨てるな、うまいタネ」を大幅に改訂・改稿したものです。

  •  いつもは、捨てていたタネが、芽を出し、花を咲かせ、実がなって…。
     メロンやいちご、キウイなどの果物から、スパイス、銀杏、どんぐり…とあらゆるものを撒いてみた、著者による藤田流タネまき体験記。

     おばあちゃんがGWに食べさせてくれたおいしいスイカ。そして夏休みにも出てきたスイカが、実は自分がGWにペッペッと出したスイカのタネから発芽したものだと知った著者のおどろき!それが、植物少年になり、何でも種まきのきっかけだったというのだから、人生っておもしろい。
     いちごのタネから芽が出るなんて、当たり前だろうけど、なんだかびっくり!しかもドラゴンフルーツにいたっては、サボテンが生えてくるんだって!(そう、ドラゴンフルーツはサボテンなんだそうな)
     帯に書いてあるとおり、今すぐまいてみたくなりました。

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著者プロフィール

【藤田雅矢・作】  1961年、京都市生まれ。農学博士。1995年、第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。同年、「月当番」で第26回JOMO童話賞佳作。2007年、「ダーフの島」でSFマガジン読者賞受賞。著書に『星の綿毛』(早川書房)、イーシングル幻想館『幻視の果実』の小説のほか、『捨てるな、うまいタネNEO』(WAVE出版)などの園芸書もある。

「2013年 『クサヨミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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