うそつき と どろぼう と せいぎのみかた (えほんをいっしょに)
- WAVE出版 (2014年8月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872909135
作品紹介・あらすじ
ともだちを まもるため ボクは いっしょうけんめい ウソをつく!
「本当のやさしさ」を子どもと一緒に考えるための絵本
主人公の「ぼく」は、小学生の男の子。ある日、ママに隠れてこっそりケーキを食べ、怒られてしまいます。学校に行くと、お金持ち&いじめっ子の小金沢さんが、海外旅行に行ったと自慢しています。そして、いつも暗くて大人しい「おにやまさん」を指差して、「どうせどこにも行かなかったんでしょ!」と馬鹿にします。「おにやまさん」は旅行に行ったのに、信じてもらえません。馬鹿にされている「おにやまさん」を見て、「ぼく」は友達を守るため、ママに「ダメ!」と言われていたウソをついてしまいます。そして……。
感想・レビュー・書評
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娘が借りてきた(小2)
【内容】
うそつきは泥棒のはじまり!
・・でも、うそにはいろんなウソがある。
友達を守るためについたウソは、いいウソなのかな、悪いウをなのかな。
【感想】
クラスメイトの友達がついてしまったウソを、
一緒にその子に合わせてウソをつくことでその子を守ろうとした主人公。そんなこともあるね。ウソをつくことが全部悪いわけじゃないね。それを教えてくれる良い本だと思う。が、別に彼は「正義のヒーロー」でもなんでもないような・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了
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ちょっと難しい題材だった。うそをつくことってほんとにいけないことなの?なんだから。消化不良だけど、いい挑戦かな。
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ケーキをつまみ食いしたことがお母さんにばれて犬のせいにすると、嘘つきは泥棒の始まりだと言われてしまう男の子。
将来泥棒になってしまうのかな、とお母さんにちょっと怒りながらも、不安に思いながら登校する。
ヨーロッパ一周旅行をしてきた女の子が自慢をしている。
そして、いつも暗くて大人しい女の子にどこに行ったか聞く。
女の子は長野の山に行ったと言うが、証拠がないから本当は行っていないんじゃないか、どこにも行っていないから嘘をついているんじゃないか、と言い出す。
言い返せない女の子を前に、男の子は自分もその山に行ってたまたま女の子と会って一緒にソフトクリームを食べた、と嘘をついてしまう。
学校の帰り、嘘つき呼ばわりされた女の子がどうして嘘をついたのかと呼び止めてくる。
男の子も負けじと女の子も嘘をついているかも知れないと言い返すと女の子はつきたくてついたわけじゃないと言う。
それでも女の子はありがとうと言って仲直りをする。
家に帰ってまた嘘をついてしまった、これでは本当に泥棒になってしまう、と落ち込む男の子。
お母さんは、今日は友達を助けるためについた嘘なのだから、いい嘘だ。
今の男の子は泥棒ではなく、正義の味方だ、と言ってくれるのだった。
嘘をついたけれど、友達を助けたのはいいことだというのは分かるけれど、それを正義の味方とまで言うのはちょっと賛同しかねる。
ヨーロッパ旅行をしてきたと言った女の子の方が嘘つきなのかと思った。
お金持ちの女の子はいじわるで言ったのか、本心で言ったのか…。