死者のゆくえ

著者 :
  • 岩田書院
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872945003

感想・レビュー・書評

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  • 伝統という印象があるが実は近年に成り立ったもの
    というのはよくあることで、
    日本人の死生観や埋葬についても同じことが言える。

    遺体や墓を大事にするようになったのは
    こうして考えるとかなり最近のことである。

    どういった変遷を辿ってきたのか
    詳しくまとめられており参考になった。

  • 日本人の死生観の変遷を、葬送儀礼や墓という観点から考証した本。人が死んだら霊魂は(霊魂の存在は常に想定されている)どこへ行くのか、からだはどういう存在になるのか。墓はどういう意義を持つのか。とても面白かった。

  • 要約)11世紀くらいまでは一部の階級をのぞいて墓が営まれることはなかった。特定の墓地に運ばれると、葬送儀礼を行った後そのまま放置された。
    11世紀から12世紀に納骨信仰が生まれる。一部の骨を携えて霊場に運ぶ。
    15世紀から17世紀には、個人の墓、家の墓地が一般化していく。子孫による定期的な墓参の習慣も確立する。

  • 烏兎の庭 第三部 書評 11.29.08
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto03/bunsho/yukue.html

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著者プロフィール

東北大学大学院教授

「2009年 『日本文化論キーワード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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