Googleのソフトウェアエンジニアリング ―持続可能なプログラミングを支える技術、文化、プロセス

著者 :
制作 : Titus Winters  Tom Manshreck  Hyrum Wright 
  • オライリージャパン
4.07
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本棚登録 : 523
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (684ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873119656

作品紹介・あらすじ

Googleが強大な成果を生み出す源泉を理解し、組織に活かす!
現役のGoogleのエンジニアたちが、その姿勢から具体的なプロセスに至るまで、ソフトウェアエンジニアリングに関するすべての知見をこの1冊に凝縮。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストという3つの基本原理に沿って、コードを持続可能にするにはどうすればよいかを紐解いていきます。組織マネジメント論や認知心理学を背景にした人間に対する深い洞察、Googleらしいデータ駆動や論理に基づく決定プロセスがなぜそのように至ったかまでを理解できます。

感想・レビュー・書評

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  • 「Googleが大規模開発から学んだ経験則」と「Google社内でしかお目にかかれないシステム紹介」が混在している。どちらも資料としては貴重なのだが学びが大きいのは前者。後者は訳も堅めで読んで理解するのが難しい。

  • キャメルケースよりもスネークケース
    いつ辞めるのかが一番重要

  • 本の分厚さに読むのをためらっていた本を一念発起して、少しずつ読み進めた。Googleの内部で働かないと知ったり感じることができないようなことを知ることができた。特に前半に書かれていた、文化のこと、開発プロセスのことは自分の業務でも活かせるところがありそう。

  • 原著は少し古いが、現代のソフトウェア開発の考え方について触れられる一冊

  • エンジニアリング関係の本では「理論上最強」な話も多いけど、まさに現実で泥臭く行なってきているところなので参考になる。
    リポジトリ管理どうするんだっけ?コードレビューどうするんだっけ?とか、エンジニアリングのチーム運営する上で必ずぶつかる問題対してのGoogleとしての答えを提示しているだけで非常に価値がある。
    もちろん異なる環境下でGoogleの方法が必ずしもベストとは言えず思考停止で真似するのはよくないので、ちゃんとGoogleの企業背景を理解した上でなぜこれを選んだのかを鑑みて読むのが良さそう。

    ちなみに権威に弱い人を説得するにあたり「Googleもモノレポですよ!」とか言ってこの本を出すのは効果が高くておすすめです。

  • 資料ID :82100473
    請求記号 :007.63||W
    配置場所:工枚ITエンジニア大賞
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

  • 図書館で借りた。
    ソフトウェア工学をテーマにしたオライリー本で、天下のGoogleのエンジニアがGoogle内部の開発環境・開発ノウハウを書籍化したもの。
    典型的な分厚いオライリー本であり、全体をがっつり読むのは難しい。私は概要を広く読み解くため各章の結論・要約を主に読み進めた。立場や職種によってチョイスしたりしても良いかと思う。

    エンジニアリングは納得することはあっても、満足することなんて無い。
    やはりGoogleの開発環境は理想的と思うし、優秀なエンジニアが揃っているのだと思う。ほとんどのエンジニアはこの本を理想・目標とすれば、改善点や進むべき道のヒントになるのではないだろうか。
    私もところどころ、痛いところを突かれていると感じた。「一部のユーザーに害を引き起こしかねない製品をリリースするくらいなら、歩を緩めた方がよい。」「生産性を計測する前に、結果が肯定的か否定的かにかかわらず、結果が行動可能かどうかを問うべきだ。結果に対して何もできないならば、計測の価値はおそらくない。」

  • 企業文化はとても面白い。エンジニアリングって奥が深い

  • [技術書・ビジネス書大賞] 2023年技術書部門ベスト10入り

  • Google 社内での幅広いトピックでのソフトウェアエンジニアリングについて書かれた一冊です。

    エンジニアリングとはなにか、時間に伴う変化にどう対処するか、依存関係と Hyrum の法則、トレードオフ評価、文化、マネジメント、開発プロセス、ドキュメンテーション、テスト、バージョン管理、CI/CD など、本当に幅広い内容について書かれています。
    Google の長い歴史の中から導き出されたノウハウが詰まっているので、とても学びになる内容だと思います。

    一方で、ボリュームが 600 ページを超えるので、読み切るのはなかなか大変です。
    そのボリュームも必要で書かれているならいいのですが、正直もっと要点だけ書いたほうがわかりやすいのではと感じる部分もちらほらありました。

    注釈は多いですが、近年の開発や運用について一通りの知識がないと理解が難しい内容も多いと思います。
    Google の事例集でもあるので、Google ほどのスケールで開発しない大半の人にとっては実際の開発で活用しづらい内容も多いです。

    正直手放しでおすすめしづらい面もありますが、それを踏まえても個人的には得るものがあったと思うので、良書だとは思います。

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著者プロフィール

1976年、鹿児島県生。1999年、東京大学法学部卒。2010年、グリー株式会社に入社後は内製ゲームスタジオのエンジニアとしてモバイルゲーム開発に従事。GREEの大規模Webソーシャルゲームから、iOS& Android用のネイティブゲームアプリ開発(Unity/Cocos2d-x/OpenGL ES)まで、サーバー&クライアント双方の技術領域を含む、日本/グローバル市場に向けた幅広いプロジェクトに携わる。

「2015年 『ゲームアプリの数学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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