ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ
- オライリージャパン (2022年3月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873119823
作品紹介・あらすじ
モダンなソフトウェアアーキテクチャの基礎から全体像までを解説
分散システムやマイクロサービスなどなど現代的なソフトウェアアーキテクチャを考える際に必要となる知識、スキルやテクニックを解説する書籍です。アーキテクチャの原理から、異なるアーキテクチャの長所と短所の検証、アーキテクチャパターン、アーキテクチャの図示や表現方法などについて解説します。アーキテクチャを設計・実現していくために必要な知識やスキルを学ぶことができます。
感想・レビュー・書評
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組み込みしかやってないので内容がわからないところもありましたが、そういう世界もあるんだなーと楽しめました。
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すべてを理解したわけでは決してないけど全体俯瞰して飲み込めた気がする。
モノリシックより分散型の方が断然良いと過信していたが、ネットワークの信頼、分散ロギング、分散トランザクションについて誤信していた。
マイクロサービスでもデータ分離と通信、トランザクションが頭痛の種となる。いずれも境界をどう区切るか十分に検討すべき。サービスベースアーキテクチャか。
アーキテクチャ選定でリスク分析にはリスクストーミングという方法がある。
アーキテクチャの図解やプレゼンスキルはカミソリのように磨いておく、なるほど。。
370冊目読了。
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いろんなアーキテクチャとその特性の比較を知りたいと思って手に取ったが本書はまさに自分の知りたいことが書いてあった。各アーキテクチャの説明に1/3を費やしている。そして、それ以外の章を読み進めていくと、なぜそんなに章を費やすのかがわかる。それは冒頭にある通り、ソフトウェアアーキテクチャはトレードオフであるからだ。本書はまさにトレードオフをするための基礎を培うために存在するといえる。
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アーキテクチャのパターンと利点、欠点が整理されている
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各アーキテクチャスタイルのトポロジー説明、およびアーキテクチャ特性評価をまとめた表がわかりやすく、非常に参考になった。
「ソフトウェアアーキテクチャはトレードオフがすべて」という法則(場合による)は、よくよく頭に入れておきたい。 -
さっと飲み込める内容ではなかったので、再度ゆっくり読み込んでから感想を書く。
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・P12:1.2.8 政治を理解し、かじ取りをする
アーキテクトには、企業の政治的風土を理解し、政治をかじ取りする能力が求められる。
〜中略〜
要するに、アーキテクトが下すほとんどの決定は反発される。アーキテクチャ決定は、コストや作業量(時間)の増加といった面から、プロダクトオーナーやプロジェクトマネージャー、ビジネス側のステークホルダーから反発される。そして、自分達のやり方が良いと考えている開発者からも反発される。
いずれの場合も、アーキテクトは社内的政治をかじ取りし、交渉術を駆使して、ほとんどの決定を承諾してもらわなければならない。
・7.1 結合とコナーセンス:
コナーセンスとは
システムの全体的な正しさを維持するため、あるコンポーネントの変更が別のコンポーネントの変更を必要とする場合、2つのコンポーネントはコナーセント(接続)されている。
・P128:9.1 モノリシックアーキテクチャと分散アーキテクチャ
分散コンピューティングの誤信1〜8
・P:24.2.1 ThoughtWorksテクノロジーレーダー -
アーキテクチャについて面白いと感じられた。
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古いものから新しいものまで、ほぼすべてのアーキテクチャが網羅されている。とてもいい。
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やたら評価高かったから読んだ
エンジニア3年目の自分には少々ハードな内容だったけど、評価の高さがわかる充実度だった
初オライリーだったので読むのにちょっと苦労した
結構な情報量ではあったが、基礎というだけあって知っておいた方がいい知識であることは間違いないなと思った
個人的に最後の方のソフトスキルの話が好きだった