リーダーの作法 ―ささいなことをていねいに

  • オライリージャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873119892

作品紹介・あらすじ

基本的なかつ具体的な振る舞いを繰り返すことでIT企業で必要なマネジメントスキルを向上させる!
リーダーシップは、複雑なリーダーシップの哲学を実践し人々に説く一部の人に与えられた天職と考えられがちですが、重要なのは基本的な小さな振る舞いであるとし、繰り返し行うことでチーム内に信頼と尊敬を築くことができるとしています。Netscapeのマネージャー、Appleのシニアマネージャーやディレクタ、Slackのエグゼクティブと、著者が自らの体験から得たエンジニアリング組織のリーダーに必要な具体的な振る舞いを紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の思うリーダー(マネージャー、ディレクター、エグゼクティブ)のTIPSが並べられている本。
    たまにはオライリー本でも読むかと思って読み始めたものの、自分の今の立場と合ってないのもあって、全然内容が頭に入ってこなかった。(選ぶ本を間違えた)
    26章情報ネットワークのところで、重要度と鮮度の2x2マトリクスが出てきて、「なるほど」と思ったのが唯一の収穫。これがなかったら完全にクソ本認定でした。
    マネージメント層の方には刺さるかもしれません。

  • リーダーとして「人を大切にすること」を軸に、ささいなことだけれど、次のような大切な行動や考え方がたくさん述べられていた。

    ・チームの成長のために敢えて手厳しいことを言う
    ・人との関わりからストーリーが生まれ文化を形成する
    ・チームの成長に合わせて、自分の行動を変える
    ・自分が完璧ではないことを認め、学び続ける


    特に、「29章 ランズ流仕事術」では、自分がリーダーとしての信念や大切に考えていることを言語化し、伝えることの重要性を教えてくれる、とても良い内容だった。

    また、本書は冒頭で各章のエッセンスがまとめられており、それぞれの章でどんなことを伝えようとしてくれているのか、が分かりやすくてよかった。

    一方、訳の問題なのか、原著者の独特な表現なのか、ところどころ内容がすんなり頭に入ってこない箇所が多々あった。
    ただ、著者自身の今までの経験が自然体で述べられていて、個人的には好感を持てた。

  • オライリー本だが、内容はエッセイなので興味ある章を気軽に読めば良い本だと思います。

  • 「リーダー」という言葉が「他者より優れた者」「上に立つ者」という意味ではなく、「リーダーシップを発揮する人」として通用するようになってしばらく経つように思う。
    この「リーダーの作法」が示唆するリーダーは、もちろん「リーダーシップを発揮する人」だ。しかし、明確に人をマネージする役割を含意している。
    たびたび不要論にさらされる「マネージャー」。本書では、スケールした組織においてそれが不要とはいいがたい存在であることを示している。そして同時に、そのマネージャーが直面する困難だが言語化が難しい課題が、マネージャー経験者には「どうして自分の悩み事がここに書いてあるのだ?」と驚いてしまうほどに書きつくされている。

    なんとなく興味があるけれども、自分に関係がある内容なのか確信が持てないーー。そういった方は、ぜひ下記の章だけにでも目を通してほしい。

    ■マネージャーだろうがなんだろうが役に立つであろう話
    ・8章 ランズおすすめの時間節約術
    ・19章 ゼロから作りたい病
    ・24章 うわさ話の由来
    ・30章 揺るぎない優しさを

    ■マネージャーという役割に足をつっこみ始めた人にうってつけの話
    ・11章 我慢の限界まで任せる
    ・15章 手厳しいことを言う

    ■状況の変化に戸惑っている人にとって助けになりそうな話
    ・16章 どんなものだって破綻する
    ・20章 兵士

  • 人を動かすと同じ考えが根底にある感じがした。優しさ、人を尊重すること。

  • 著者がマネージャー、エグゼクティブとリーダーとしての役割を変える中で大切にしてきたことや教訓を語ったエッセイ。
    サブタイトルにもあるように、業務の中で起きる様々なことに対して、小さなことでも丁寧に向き合い、解決に向かう姿勢が感じられた。
    あくまで経験則であり、ベースが海外の企業なので異なる部分もあるが、一貫して語られる考え方はぜひ身につけたいと思った。

    続けて読んだほうがより理解が深まるものの、単独の章でも独立しており、気になる部分から読める構成も良かった。
    特に気に入った章は
    ・25章 コバヤシマルのマネジメント
    ・29章 ランズ流仕事術
    ・30章 揺るぎない優しさを

  • 筆者がマネージャーからエグゼクティブに至るまでに感じた教訓や経験を言語化したような本でした。

    1on1の地道にするところから始まり、それぞれのロールでどういう立ち回りが必要か、特に現場から離れるにつれどのように人と接していき、注力すべき仕事をこなすかが解説されておりました。
    エンジニアにとってマネージャーという仕事は何をしているのかわからないと感じやすいが、うまく仕事を見せていく、そしてチームが難題に直面した時に乗り越えられるようにするのがマネージャーの見せ所なのだなと感じました。

  • マネージャー,シニアマネージャーになる前に,なってから,なった後に読みたい一冊.ただし,具体例というか雑談っぽい話が必ず導入に入っていて,そこがすごい嫌だった.完全な好み.

  • 各テーマのストーリーから内省を促す構成となっているので、具体的なノウハウを求めている方の期待には沿えない書籍だと思います。
    ストーリーを自分の状況に当てはめたり、過去の類似した状況と重ねたりしながら、自分の価値を高めるにはどうあるべきかを考えるツールとして価値を感じました。

    それなりにマネジメント経験があると、この書籍の恩恵に与れると感じました。

  • 仕事を進めていく中で、リーダーとして感じてきたことや、実行した方が良いと思ったことなどが覚書のような形でまとめた一冊でした。マネージャーとして、ディレクターとして、エグゼクティブとして、それぞれの立場で気にするべきことのエッセイ。

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