自然とギリシャ人: 原子論をめぐる古代と現代の対話

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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875021896

作品紹介・あらすじ

原子の究極の姿をめぐって、素粒子物理学が混迷の時代を迎えていた1948年、シュレーディンガーは、ロンドン大学で講演を行なった。「現代物理学の誤りは、ギリシャ哲学の時代にすでに始まっていた-」パルメニデスが想定し、ピュタゴラスが数学的に発展させ、ミレトス学派が深化させ、ヘラクレイトスが喝破した「理性的・客観的世界像」。それがやがて、デモクリトスの「アトム」へと結実し、ガッサンディ、デカルトを経て、現代の素粒子物理学にまで脈々と受け継がれてきたのだ。科学者・シュレーディンガーが、「感覚」対「理性」、「科学」対「宗教」、「私」対「客観的世界」の哲学的問題に挑んだ、20世紀の名篇。本邦初訳。

感想・レビュー・書評

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  • [出典]
    「世界は「関係」でできている」 カルロ・ロヴェッリ
    脚注 [22]

  • 原子論と言う観点で、古代ギリシアをふりかえる内容。
    普段意識されない、科学の基本概念を指摘。
    概論なので、数学や物理学がわからなくても面白く読める。

    文章はややわかりにくいが、
    伝えたい内容はわかりやすくまとめてある。

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