作品紹介・あらすじ
医薬創生を支える微生物の力、ヤモリの足やハスの葉の機能から学び活かす技術バイオミメティクス、日本の伝統色にみる多彩な生き物たち……。生物多様性からの恵みは、これほどまでに豊かで奥深い。
日常との関わりが深いテーマを厳選し、生物の面白さや持続的なくらし方を考える。『生物多様性のしくみを解く』の著者による、さらに身近な自然科学エッセイ、書き下ろし!
感想・レビュー・書評
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後半1/3は要らないかも~1多くの医薬品は生物多様性の恩恵(大村智博士が解く微生物の力・微生物からの御利益は無限)2「食」から見る生物多様性(豊かな魚食材があるくらし・野菜,果物,穀物の歴史とともにある・野菜や果物を支える虫たち)3健康な生活と生物多様性(身体の健康と微生物の関係・自然と人のほどよい距離)4生物に学ぶテクノロジー(バイオミメティクスとは?・生物から学ぶ無限の可能性)5日本の文化と生物多様性(気候,地形がもたらすもの・歳時記にみる生物・季語の多くをしめる生物・日本の伝統色と生物)6生物多様性から未来を望む(もはや坂の上に「雲」はない・トレードオフ解消のための政策を・認証制度を知る・革新的な技術開発があり得る・価値観の転換・教育について思うこと)~牛蒡の実からマジックテープが作られ,ヤモリの足の裏の構造からも新しいものが生み出されるかも知れない。ロータス効果は雨具に,カタツムリの殻の汚れない構造はタイルに,鮫肌水着で新記録,蜘蛛の糸はこれから・って所は面白いんだけどねぇ…。生物多様性は菅直人が使ってから馴染みが出てきたけど,もっと身近に感じて欲しいなぁってこと? 1961年生まれの東大の先生なんだけど東大で修士課程を修了したまでの経歴で,どこでドクターを取ったのか気になる。若い感じがするので東大っぽくない??
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著者プロフィール
東大
「2023年 『チャレンジ!生物学オリンピック5』 で使われていた紹介文から引用しています。」
宮下直の作品