蟲虫双紙—ちいさなイノチのファンタジア

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  • 工作舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875025412

作品紹介・あらすじ

「古事記」「日本書紀」「古今著聞集」「日本霊異記」などの古来の物語集から、江戸・明治時代の随筆文まで、日本に伝わる「虫」にまつわる奇譚の数々を収集・精選。あやしく不可思議でありながらも、どこか愉快な虫たちの逸話の群れは、現代の私たちの常識を易々とすり抜け、飛び越える。ムズムズ、モゾモゾ、ワクワクする、物語の標本箱。

感想・レビュー・書評

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  • 迷信、冒険、怪奇、薬効、日記、など様々な虫の古典を収録した本です。1番好きな物語は「荘周の蝶」。私たちの現実はもしかしたら夢なのか…?

    このシリーズ、次回は魚の物語が出るようで楽しみです。

  • 蛙合戦、交尾のことかと思ったら食い合っているそうで、これはなかなか。こんなことあるんだろうか、不思議。
    〜梔子(クチナシ)の葉を食わせて飼養した蚕の糸は強く、弾くと良い音が出るというので、箏や三絃用の糸として珍重される〜『楽郊紀聞』巻十
    気になる。クチナシの葉食べるんだろうか。

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著者プロフィール

大阪府吹田市生まれ。
京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。上方文化評論家。四條畷学園大学 看護学部 客員教授。剣道2段。
上方を中心とする日本の歴史・文化・芸能に関する講演を国内外の各地で行うとともに、書籍を(本書を含め)通算30冊刊行している。
主な著書:『説話をつれて京都古典漫歩』京都書房 2013、『説話と奇談でめぐる奈良』朱鷺書房 2019、『鬼・雷神・陰陽師』PHP研究所 2004、『増補版 上方学』朝日新聞出版 2012、『古典とあそぼう(全3巻)』子どもの未来社 2009など。

「2020年 『現代語訳近江の説話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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