飯塚漢文入門講義の実況中継(下)

著者 : 飯塚敏夫

• 語学春秋社 (1995年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

だれでも気楽にすいすい読めて、がっちり力がついてくる…。
「読書百遍」の古典的学習法から脱却し、段階的・体系的学習法の重要性を説く著者の教室はいつも超満員だ。
「日本一わかりやすい講義」で、いったん基礎を固めた学生の偏差値はビックリするほどハネ上がる。

【著者からのコメント】
漢文に当てられる授業時間・受験勉強時間はわずかなものですが、そのわずかな時間をも体系的・段階的にきざむことが、漢文を効率よく理解する最短経路だと思います。そんな考えのもとに展開するのが私の「ビジュアル新漢文」講義です。
この本は、私が予備校で講義している単科「ビジュアル新漢文」〈基礎篇/上級篇〉のうちの〈基礎篇〉を皆さんに公開するものです。
「今まで誰も書かなかった、最もわかりやすい親切設計のテキスト」を使っての私の講義を、『実況中継』の形で全国の何万人もの高校生・受験生にお届けできることを、大変うれしく思います。
なぜなら、漢文にはちゃんと「公式」があり、それさえつかめれば確実な手応えが感じられるようになるのに、その、「公式」に気づかないまま四苦八苦している学生が余りにも多く、私はそれを残念なことだと常々思っていたからです。
この本は国立大型・私立大型すべてに共通する基礎部分を講義するもので、「漢文はどうも苦手だ」という人が多い現状をふまえると、8割方以上の高校生・受験生にお役に立つものと信じます。

著者プロフィール

早稲田大学文学部卒業。筑波大学大学院博士課程修了。中国・北京語言大学留学。中国政府招聘大学講師を経る。
「日本一わかりやすい講義！」がもっぱら評判の漢文講義は、近づきがたい漢文を近づきやすくする創意工夫と学生を魅了するユーモアセンスが随所に横溢する。
中国語にも通暁し、大学で中国語講師も勤める。自身の研究テーマは「シンガポールの言語政策」。

「2020年 『大学入学共通テスト 飯塚敏夫 漢文講義の実況中継』 で使われていた紹介文から引用しています。」