人に勧められたので読んでみる。
プロのアーティストを目指したいけれど、
何をどうしたらなれるのか全く分からない人にはオススメかも。
そういう意味では結構リアルに丁寧に書かれてます。
公募展に入選した事がある著者だからこそ分かる公募展事情や
ギャラリー事情海外事情なんかも知らなかった部分が多かったので
結構勉強になりました。
たーだー・・・
ちょっと目線が偏ってるし表面的な話が多い印象は受ける。
なので全部を鵜呑みにするとちょっと危ない気も。
勿論嘘じゃないし「あるある」と言う話は多いのだけれど。
もう一つ気になったのが「アート・トップ」で連載されてた
色々なプロの人達との対談。
これがなんともまぁ・・・・なんつーか・・・
女性に対する著者のコンプレックスの様なものをかいま見た気がしてしまった・・・・。
特に松井冬子さんの対談。あれ酷い。
相手がどういう絵をどういうスタンスで書いてるのか理解してるのか分かってるとは思えない発言が多い。
よく怒らなかったな松井さん。
やなぎみわさんに対しても何故かやたら厳しい評価なのも気になる。
なんなんだろう あれは。
男性に勧められた本だけれど
女性が読むともしかしたらイラッとするかもしれない。
内容としては色んなプロがプロになるまでの道が分かって面白いし
知らなかった世界の勉強になるのは良かったけれど
いかんせん文章が読み物としてはちょっとなーって言うのが難点。
(あまりにも私的な描写が多すぎて・・・エッセイとしてもちょっと割り切れない)
あとタイトルが納得行かない。
美術家ってーか画家になる為の本って気がする・・・。