その「日本人論」に異議あり! ——大変革時代の日本人像を求めて

  • 芸術新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875865490

感想・レビュー・書評

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  • 海外に一定期間住んでいた経験がある人なら、ふむふむと思えるのでは?
    私も南米のとある国に数年間住んでいたが、その国のイメージと実際との差にびっくりすることが多々あった。
    ラテン系の人たちは明るくて人懐っこいというイメージもあるけど、実際には、恥ずかしがり屋もたくさんいるし、鬱病の人もたくさんいるし、ステレオタイプって危険だなと何度も思った。

    どの国もいいこともあれば、悪いこともある。北欧とか良いイメージばかり先行するけど、この本によるとマイナスの部分ももちろん存在するらしいし。

    それぞれの国のいいとこ取りをして、希望を持って生きていけたらいいなぁ。笑

  • 【感想】
     連載を書籍にまとめたもの。すばらしい俗流日本人論! ミイラ取りが(以下略)。

    【書誌情報+内容紹介】
    『その「日本人論」に異議あり!——大変革時代の日本人像を求めて』
    著者:スティーブ・モリヤマ  会計士、文筆業。
    判型 : 四六判 並製
    頁数 : 256頁
    定価 : 本体1,700円+税
    発刊 : 2018年11月6日
    ISBN : 978-4-87586-549-0 C0036

     ベルギー在住の著者が、グローバルビジネスから労働問題、格差社会、男女関係、住宅事情、安楽死、宗教観、死生観まで異文化比較。ニッポンに蔓延する無責任な日本人論の弊害を打ち破り、新たな日本人像を考察する。
     「クーリエ・ジャポン」(講談社)人気連載『ここがおかしい「ニッポン神話」』待望の書籍化 多数の「出る杭」を受容する文化を作り出せばニッポンは栄えていく――
    ◆海外とは何か? グローバル化の本質とは何か?
    ◆「海外では〇〇、だから日本はダメ」って本当?
    ◆上から目線の「ではの守」発言が日本を蝕んでいる!
    ◆鹿鳴館メンタリティーの呪縛から卒業すべし!
    ◆日本人には多様性を受容できる力がある。
    ◆伝統的価値観を見直し「志の数珠」をつなごう。

    【著者略歴】
    スティーブ・モリヤマ
    ベルギー王国ブリュッセル在住。英国勅許会計士(イングランド・ウェールズ勅許会計士協会上席会員FCA)。ベルギー王国公認税理士。慶応義塾大学経済学部卒業。ケンブリッジ大学(ペンブルック・コレッジ)およびカトリック・ルーベン大学院修士課程修了。ハーバード・ビジネススクールGMP。著書に『人生を豊かにする 英語の名言』『イギリス英語は落とし穴だらけ』(ともに研究社)など多数。現在、『クーリエ・ジャポン』(講談社)にて異文化比較論のエッセイを好評連載中。好きなものは、海、旅、酒、犬。
    http://www.gei-shin.co.jp/books/ISBN978-4-87586-549-0.html


    【目次】
    はじめに
    第1章 神話が真実としてまかり通る国ニッポン
    01 入社式の謎
    02 3Kを避ける本当の意味
    03 人間の本質は遊びである
    04 黒白のさかい目
    05 新しい共同体で輝くためのヒント
    06 「お疲れ様」は疲れてるの?
    07 忖度と国語教育の根深い関係
    第2章 グローバル化のうねりと日本人
    08 冷静と情熱のあいだのノマド
    09 内と外の シーソーゲーム
    10 おのれを空しく
    11 和風ごった煮の レシピ
    12 異端者の色は何色
    13 「帰国子女」は傷ついている
    14 ヒップホップ音楽と日本語の相関関係
    第3章 和僑の文化的謎解き
    15 言語の奥底に眠るもの
    16 「笑顔」の陰翳礼讃
    17 反省の色は何色?
    18 カッコウと閑古鳥
    19 家にまつわる異文化の壁
    20 愛犬は天国に行けない?
    21 紳士の国のキツネ狩り
    22 沈黙の力こぶ
    第4章 異文化の壁・男と女の壁
    23 マンマ・ミーア
    24 痴漢車トーマスの苦悩
    25 禁断の果実の味
    26 食事を共にする意味
    27 告白の重さと軽さ
    28 離婚率No.1の国
    29『東京ラブストーリー』とは何だったのか?
    第5章 21世紀の日本人像をさがす旅
    30 アリのままで
    31 片目の王様の微笑
    32 『下町ロケット』に見る日本らしさ
    33 世界の中心で「音姫」を鳴らす
    34 紙に回帰するのか、デジタル・ネイティブよ
    35 二刀流の国ニッポンの強さとは
    36 本当に制服のせいなの?
    第6章 グローバル時代を生きるヒント
    37 『ショーシャンクの空に』の向こう側
    38 競争より協調なのか
    39 禁止社会の憂鬱
    40 生きるべきか、死ぬべきか
    41 美しくも、愚かしきもの?
    42 マインドフルネスよ、外来語になる前のスッピンを見せて!

    「おわりに」に代えて――盲亀の浮木、優曇華の花

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著者プロフィール

スティーブ・モリヤマ(=森山 進)ベルギー王国ブリュッセル在住。ケンブリッジ大学およびカトリック・ルーベン大学院修士課程修了。ハーバード・ビジネススクールTGMP。英国勅許会計士 (イングランド・ウェールズ勅許会計士協会上席会員FCA)。ベルギー王国公認税理士。著書には『人生を豊かにする英語の名言』『英語社内公用語化の傾向 と対策』(ともに研究社)など多数。現在、『クーリエ・ジャポン』(講談社)にて異文化比較論のエッセイを好評連載中。好きなものは、海、旅、酒、犬。  Facebook ID: meigen777、Twitter ID: stevebrussels

「2016年 『イギリス英語は落とし穴だらけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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